特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会

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会誌委員会委員長の挨拶

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読む会誌から参加する会誌へ

ヒューマンインタフェース学会
会誌委員会委員長(担当理事) 小林 真

ヒューマンインタフェース学会の会誌委員会は、今あなたが手に取って読んでいるこの冊子を作るための委員会です。委員の方々が忙しい本業の合間を縫って作り上げているこの冊子は、年4回、2月・5月・8月・11月に発行されています。ナンバーを見るとお分かりになるように、今年20年目に入りました。20年という長い歴史の中で、より良い情報を会員の皆様に届けるべく、会誌は常に変化し続けてきました。そして今また、大きな分岐点に差し掛かっています。会誌リニューアルワーキンググループを中心に、フルカラー化とビジュアルの質の向上を目指して、様々な検討を進めているところなのです。昨年トライアル的に発行したVol.19 No.3のフルカラー号は、皆さんの記憶にも新しいことでしょう。私のような未熟者がこのような時期に委員長を務めさせて頂くことは、実はかなり不安です。しかし、今後もより良い誌面を作り上げるために、できることから取り組んでいきたいと思っています。

さて、学会事務局からお手元に届いた会誌、皆さん読んでいらっしゃいますか?フルカラー号の「学会誌の未来」でも話題になっていましたが、毎号しっかり読み込む人、興味のありそうな記事だけ読む人、封筒から出してそのまま本棚にしまう人、封筒からも出さないで忘れてしまう人…いろいろだと思います。正直なところ、私も会誌委員会に関係するまでは興味のある特集や知人の書いた記事以外は読んでいませんでした。しかし委員として特集を担当したり、自分で記事を書いたりすると、断然会誌に対する姿勢も変わります。自分の担当箇所はもとより、その周辺の記事にも興味が沸き、読んでみると新しい発見があったりしました。

ところで先日、子供の卒業式で学年主任の先生がウィンストン・チャーチルの名言を引用したスピーチをされました。「We make a living by what we get, but we make a life by what we give.」「人は得るもので生計を立て、与えるもので人生を築く」。すなわち人生は、与えてこそ楽しむことができるという趣旨のお話でした。その時、学会誌も同様に読む側から作る側、つまり与える側になることで楽しめるようになるのでは、と感じた次第です。与えるという言い方は少し上から目線かもしれません。参加する、と言い換えましょう。「読む会誌から参加する会誌へ」。いかがでしょう、あなたもシフトしてみては。

 …というわけで、会誌委員会委員を絶賛大募集中です。特に若い方の参加を心待ちにしています。委員になるのはちょっと面倒くさそう、という場合は、こんな記事を読みたい、作りたいというご意見だけでも構いません。その内容をお近くの会誌委員か事務局にお伝えください。また、あまり知られていないかもしれませんが実は会誌には「会員からの投稿」というシステムもあります。ホームページや会誌巻末をご覧ください。「会員の皆様からの寄稿を期待して」います。会誌の作成に携われることは、学会員の特典です。利用しない手はありませんよ。是非参加しましょう。会誌委員会委員一同、皆様からのご意見・ご投稿、そして会誌委員への参加希望を、心よりお待ちしています。


歴代委員長の挨拶

「会誌委員会」
2016年度 会誌委員会委員長 石井 裕

「会誌委員会」
2014年度 会誌委員会委員長 矢入 郁子

「会誌委員会」
2012年度 会誌委員会委員長 矢入 郁子

「会誌委員会」
2011年度 会誌委員会委員長 下田 宏

「会誌委員会だより」
2009年度 会誌委員会委員長 森本 一成

「会誌委員会」
2007年度 会誌委員会委員長 椎尾 一郎

「会誌の更なる充実に向けて」
2006年度 会誌委員会委員長 萩原 啓

「ヒューマンインタフェース学会誌の昨日今日そして明日へ向けて」
2004年度 会誌委員会委員長 長嶋 祐二

「委員会報告:会誌委員会」
2003年度 会誌委員会委員長 中小路 久美代

「会誌委員会 今年度の取り組みについて」
2002年度 会誌委員会委員長 竹村 治雄 

「会誌の一層の充実を期待して」
2000年度 会誌委員会委員長 吉川 榮和 

「ヒューマンインタフェース学会誌発刊のご挨拶」
1999年度 会誌委員会委員長 吉川 榮和