特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会

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Workshop

- ワークショップ -

HISTでは例年,ヒューマンインタフェースシンポジウム(HIS)のプログラム中で「若手中心の」ワークショップを企画・開催しています.1997年関西大での開催を第一回目として、年を重ねる毎により多くの方に参加していただいています.

 

 ワークショップの記録

2012年: 九州大学

2011年: 仙台国際センター

2010年: 立命館大学

2009年: お茶の水女子大学

2008年: 大阪大学

2007年: 工学院大学

2006年: 倉敷アイビースクエア

2005年: 慶應大学SFC

2004年: 京都リサーチパーク

2003年: 国立オリンピック記念青少年総合センター

2002年: 北海道大学

2001年: 大阪大学

2000年: 工業技術院つくば研究センター

1999年: 大阪大学

1998年: 東京農工大

1997年: 関西大学

 


2001年: 大阪大学

HIが拓く未来 -人を幸せにするテクノロジーへ-

(企画者:東北大 狩川大輔)

(現在、リンク先の資料は公開していません)

検察側
  • 古田一雄(東京大) 講演資料 1
    少数派となってしまった”携帯電話持たない派”からのご意見。繋がれるのはイヤだというお気持ち、よく分かります...。
  • 高橋信(東北大) 講演資料 2
    携帯・メールで愛が本当に愛が伝わるのか。お手軽となってしまったために失っているものもあるのではないかというご意見。

弁護側
  • 大林史明(松下電工) 講演資料 3
    検察より提示された罪状に関する答弁。現在までに起きてしまった事態(?)に対しての回避方法などを参考に、機能的な便利さを強調。
  • 河野純大(京都工芸繊維大) 講演資料 4
    残念ながらスライドによる講演ができませんでしたが、携帯・メールにおける愛の伝達を熱く語って頂き、無罪を主張された。
  • 渋谷雄(京都工芸繊維大) 講演資料 5
    多様なコミュニケーション形態の一つと位置付け、遠隔状態での垣根を取り払うものとして評価。T先生への決定的な攻撃あり。

 


2000年: 工業技術院つくば研究センター

生活の中での多機能機器とHI
「生活の中での多機能機器とHI」
木村朝子さん(大阪大学)

最近,携帯電話,コンピュータ,情報家電などの多機能機器が生活の中に普及してきています.しかしこれらの機器は,まだまだ高齢者が使うには難しく使いにくいため,情報格差など様々な問題を生み出むと言われています.このような状況をふまえ,多機能機器のインタフェースデザインをどのように工夫することができるのかについて考えます.

 


3次元CGとしての人の動作の合成技術とHIへの応用
「3次元CGとしての人の動作の合成技術とHIへの応用」
石井裕剛さん(京都大学大学院)

近年、コンピュータグラフィックス(CG)の合成技術が発達し、映画やコマーシャル向けに実際の人と見間違うほどにリアルな人の動作のCGを合成することが可能になっている。本発表では、この人の動作のCGをヒューマンインタフェース(HI)構築に応用する際の技術的問題点と今後の展望について、特に、人と仮想人間の共同作業空間の構築という観点から議論する。

 


機械の人らしさと社会的インタラクション
「機械の人らしさと社会的インタラクション」
竹内勇剛さん(ATR)

人はたとえ対象が機械であっても,無意識にあたかもそれが人であるかのように反応してしまう.そして人と機械との間には,人同士と同じように対人関係を形成・維持していくための様々な社会的インタラクションが成り立っている.本発表では,このような機械(特にコンピュータ)に対する対人的反応について注目し,人と機械との間に成り立つ社会的インタラクションを「人らしさの帰属」という観点で議論していきたい.

 


インタフェースと安全学
「インタフェースと安全学」
高橋 信さん(東北大学大学院)

交通事故死者1万人、自殺者3万人。我々ヒューマンインタフェース研究者はこの社会の状況に対して何ができるのか? 何をするべきなのか? この問いに関して「安全学」という立場から問題を提起したい。原子力プラントの安全性であるとか航空機の安全性であるという枠を越えて、「社会」全体としての安全という問題を、村上陽一郎の「安全学」(青土社)を切り口に考えてみる。

 


1999年: 大阪大学

(現在、リンク先の資料は公開していません)

ワークショップポスター(PDFファイル 205kb)
某コンピュータメーカのポスターに似せてみました(笑).

HISTメーリングリストの紹介(中澤@阪大)
メーリングリストの歴史,経緯を説明したプレセンテーション.

落合@中京大さんの「きになったインタフェース」紹介
IOMEGAのPCカードアダブタサイズのストレージClick! の例などの紹介.

古田@ノーバスさん&中京大の「道具眼プロジェクト」の紹介
古田さんの&中京大の道具眼プロジェクトのサイトにジャンプします.

石井@岡山県立大 さんの「使いにくいインタフェース」紹介
普段の生活の中で気づいた使いやすい/使いにくいインタフェースの紹介を中心に.

番外 飲み会の写真
通り掛かりのおっちゃんも写ってました(ピンぼけしてます)←?

 


1998年: 東京農工大

学生討論:若者こそがHI研究をつくる

学生をはじめとする若手(自称若手を含む)の討論会を、昨年のシンポジウムに引き続き開催いたしました。昨年のワークショップをきっかけに「ヒューマン・インタフェース若手メイリングリスト」を開設し、情報交換や意見交換を1年間行ってきました。

今年のワークショップでは、昨年よりもさらに多彩な大学、多彩な研究分野、多彩な年齢層の人たちが集まり、若手ネットワークの輪がさらに広がりました。まず、全員で自己紹介と自分が携わっている研究を紹介しました。また、それについてのディスカッションをしました。

また、若手メイリングリストの2年目は、みんなでなにかを作り上げてカタチにしようということになり、それについても話し合われました。話し合いの結果、「インタフェース・デザインの評価事例集」を集めてホームページで公開しようということになりました。まずは、100件を目標にみんなで力を合わせて事例を集めようと思っています。そして、来年のシンポジウム論文集のCD-ROMに収録していただこう、というのが私たちの野望です。

今後も、メイリングリストでの意見交換や、インタフェース・デザインの評価事例集を通じてヒューマン・インタフェースの若手研究者の間のコミュニケーションを活発にしていきたいと思っています。


beer.gif(205 byte)飲み会beer.gif(205 byte)
ワークショップのあった日のプログラム終了後、会場の東京農工大の近くの飲み屋で飲み会が開かれました。「自称若手のみなさんもぜひぜひお越しください」の呼びかけに、参加者数はワークショップの数倍に膨れ上がりました。

プログラム終了後ということで、いつもとはまた違った交流をすることができました。また来年も飲み会を開きたいですね。 ワークショップ「学生討論:若者こそがHI研究を創る」は,いろいろな立場でHI研究を行っている学生同士の,コミュニケーション・ネットワークをつくるために実施されました.

 


1997年: 関西大学

学生討論:若者こそがHI研究を創る

ワークショップ「学生討論:若者こそがHI研究を創る」は,いろいろな立場でHI研究を行っている学生同士の,コミュニケーション・ネットワークをつくるために実施されました.

当日,京都工芸繊維大学,中京大学,大阪市立大学,大阪大学の,4回生からドクターコースまで,計20人の学生がこのワークショップに参加しました.まずは,全員が自己紹介と研究紹介を行い,お互いの研究についてディスカッションを行いました.また,それぞれの大学では,どのような分野・方法でHI教育が行われているのかについて話し合いました.

これらは,お互いのバックグラウンドを知るためにも,また自分自身の知識や研究の位置づけを行うためにも,非常に参考になりました.最後に,今後もコミュニケーションを続けるために,このワークショップのメーリングリストを創ることを決定し,集合写真とともに閉会しました.このメーリングリストは,「HIを研究する若手のためのメーリングリスト」という名のもと,現在少しずつですがメンバーを増やし,若手 HI研究者同士のコミュニケーションを深めています.