特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会
論文誌特集
- 「感性と感情 -計測・評価・モデル化とその応用-」への論文投稿のご案内
- (2016年11月発行予定)
ヒトがモノとインタラクションをして,見たり,触れたり,聴いたりした際に,何らかの感覚がココロの中に引き起こされます.それは「楽しさ」だったり,「心地よさ」だったり,「面白さ」だったりします.そうした感性的な経験は,近年「ユーザエクスペリエンス(UX)」という名称で呼ばれ,製品・ユーザインタフェース・ビジネスへの活用が世界中で模索されています.また海外の動向として,ACMのCHI Conferenceなどでは「Aesthetics」という枠組みで,製品やインタフェースのデザインについて,感性的側面からの議論が行われています.一方日本では,「質感」が科研費の新学術領域研究に設定されるなど,モノに対するヒトの感性的な知覚や認知のメカニズムに迫る研究が注目されています.
「感性」に関わる研究は上記の様に,時代の風潮やニーズに応じて少しずつ呼び名を変えながら,しかしヒトとモノのインタラクションを考える上で,欠くことのできない概念として,継続的に研究が続けられているテーマの一つです.ヒューマンインタフェース学会論文誌でも,感性に関する論文特集号を2001年度 No.4と2010年度 No.3において,それぞれ企画しています.
そこで本特集号では,定点観測的な意味合いも含め,「感性」に関わる研究分野の現時点での学術的な可能性を網羅できるように,幅広い関連分野からの研究成果を収録したいと思っています.
感性と感情を工学的・心理学的な観点から捉える上で,計測・評価・モデル化は欠かせない概念です.本特集号では,改めてこれらの概念を特集名に明記しました.例えば,感性・感情の計測法,評価法,提示法やモデル化の技術,感性・感情を利用したインタフェース技術,およびこれらの基盤技術を応用したシステムやインタラクションに関する論文投稿が想定されますが,上述したように,本特集号ではこれらのテーマ設定に関わらず,感性と感情に関する幅広い関連分野からの積極的な投稿をお待ちしています.
論文誌編集委員会
2016年5月31日(火) 必着(延長しました)
石川智治(宇都宮大学)
大倉典子(芝浦工業大学)
岡田美智男(豊橋科学技術大学)
荻野晃大(京都産業大学)
〇木下雄一朗(山梨大学)
木村敦(日本大学)
坂本大介(東京大学)
◎坂本隆(産業技術総合研究所)
庄司裕子(中央大学)
多田昌裕(近畿大学)
野澤昭雄(青山学院大学)
松居辰則(早稲田大学)
吉野公三(関西学院大学)
(50音順 ◎印は編集委員長、〇印は副委員長)
大倉典子(芝浦工業大学)
岡田美智男(豊橋科学技術大学)
荻野晃大(京都産業大学)
〇木下雄一朗(山梨大学)
木村敦(日本大学)
坂本大介(東京大学)
◎坂本隆(産業技術総合研究所)
庄司裕子(中央大学)
多田昌裕(近畿大学)
野澤昭雄(青山学院大学)
松居辰則(早稲田大学)
吉野公三(関西学院大学)
(50音順 ◎印は編集委員長、〇印は副委員長)