(0)理事会の成立 開始時点での出席理事7名と委任状提出者8名により、現理事19名の2/3 以上の出席により理事会の成立が確認された。
(1)前回議事録、評議員会議事録ならびに通常総会議事録の承認 配布資料2000-2-0~2.2により、前回理事会、評議員会ならび通常総会の議事録案が確認され、一部修正を行って承認された。
(2)理事会と評議員会について 総会後の最初の理事会にあたり、配布資料2000-2-4により理事会の運営に関する覚え書きが確認された。昨年度と比べ、・理事会に遅刻するおそれがある場合は、理事会が開会できるように事前に委任状を提出すること、・開催案内および議題は開催日の3~4週間前にメールにて連絡すること、・「例規集」(次回理事会で配布予定の学会の定款や規程類を整理したもの)を毎回の理事会に持参することが追加された。これに対して、代理出席に関する事項で「参加」を「出席」に変更し、例規集の最後に学会の主な出来事をまとめた頁をつけ、例規集は事務局が数冊持参してはとの意見が出て、考慮することになる。 また、配布資料2000-2-5により新評議員の候補者リストが示され、来年度は定款により理事退任者が評議員になること、会員の声を優先する立場から非会員より正会員を優先すること、女性会員を優先すること、企業側の会員の比率を考えること、ならびに賛助会員から評議員を出してもらうことを考慮して以下の9名と、賛助会員である沖電気工業(株)とオムロン(株)の推薦者に依頼する。なお、他1名の推薦を黒川理事に依頼する。
- 北村正晴(東北大学)
- 中小路久美代(奈良先端大)
- 増井俊之(SONY CSL)
- 中村敏枝(大阪大学)
- 鱗原晴彦(ノーバス)
- 松原幸行(富士ゼロックス)
- 堀江良典(日本大学)
- 稲垣俊之(筑波大学)
(3)総務担当理事からの報告と提案 配布資料2000-2-5により新会員(正9名、賛助2名(各1口)、学5名)と退会者(正7名、購読1名)が承認された。現在の会員数は、正764名、学生108名、購読A13名、購読B26名、賛助22名(56口)で合計933名である。 前回の理事会以降に受け付けた、以下の3件の協賛依頼が了承された。
- 日本ファジィ学会:「第16回ファジィシステムシンポジウム - ファジィとノン・ファジィの統合 - 」、2000年9月6日(水)~9月8日(金)、秋田公立美術工芸短期大学
- 日本デザイン学会インタラクションデザイン研究会:アーロンマーカス講演会、2000年3月1日、法然院
- 日本感性工学会:「感性工学2000-情報社会と感性工学-」、2000年5月26日、日本学術会議・講堂
また、日本人間工学会からの平成12年度人間工学JIS原案作成委員派遣依頼に対して、昨年度と同様に日本電気(株)ヒューマンメディア研究所の福住伸一氏を引き続き推薦することが了承された。 配布資料2000-2-6により、学会誌公告欄有料記事掲載規程が示され、一部修正(第4条で会誌委員会を事務局に、第5条で会誌委員会を総務担当理事にそれぞれ修正)された後審議され、付則1の「公告欄に相当する記事の学会ホームページやメーリングリストによる広報あるいは」の部分を削除し、次回までにさらに総務と会誌担当理事で内容を検討することになる。 配布資料2000-2-7により追悼文に関する理事会覚書と敬弔規程が示され、審議され、一部修正(備考欄の「本会として」を「代表が」に変更、理事・監事の家族に関する供花は削除)があったが、他学会を参考にして次回までにさらに内容を検討することになる。 時間的制約のため、議事次第順序を一部入れ替えて審議することになる。
(4)会誌担当理事からの報告と提案 配布資料2000-2-10により、学会誌5月号の内容案と企画記事計画の状況が説明され、未定事項が以下のように決まった。
- 5月号に論文特集の紹介記事1頁と論文の解説7~8頁を追加する。
- 5月号に事務局移転に関する案内を入れる。
- 基礎講座として、黒川理事担当のノンバーバルコミュニケーションと田村監事担当のインタフェースデザインがそれぞれ8月号から開始される。
- 実践講座として、ユーザビィリティに関する記事が11月号より開始される。
(5)国際会議開催申請書 前回の理事会でHCII2003の組織委員会責任者に就任することが了承された吉川理事から、国際会議開催規程にしたがって、国際会議開催申請書が提出され、以下のような事項確認や意見提案が行われた後、申請は了承され準備を進めていただくことになる。
- 2003年の8月初旬の6日間、京都ないしはその近辺で行う。
- 大会共同委員長は吉川理事とサルバンディ教授とする。
- 申請書を承認することにより、HI学会が主催する会議として実施することになる。
- 赤字処置については、後日オーガナイズの段階で規定する。
- 本学会主催より日本人間工学会などと共催にして、名前をボードに入れた方がいいのではないか。日本人間工学会の意向を確認しておいたほうがよい。
- 会議事務局は学会事務局とは別に考える必要がある。
(6)論文誌担当理事の報告と提案 配布資料2000-2-11により、投稿論文処理状況が報告された。
- 依然として一般投稿論文が少ないので投稿依頼があった。
- 平成13年2月号をと5月号の特集順序を入れ替え、2月号を「生体計測」、5月号を「ユーザビィリティ」の特集号とする。
また、配布資料2000-2-12により、来年創設予定の学会賞に関する規程案が示された。今後さらにメール等で議論し、学会誌の8月号には論文賞規程を掲載する必要があるので次回の理事会で決定することになる。
(7)HIS2001の開催時期について HIS2001の大会長である西田理事から会場予約を行うために開催候補日の提案があり、第1候補は2001年10月第1週の3~5日、第2候補は第2週の10~12日とすることになる。
(8)情報担当理事の報告と提案 配布資料2000-2-14により、インターネットサービスと事務作業合理化に関する提案があり、以下のように決定した。
- ホームページに掲載する情報について、各種情報毎に内容責任者と連絡担当者を明確にする。
- 電子メールサービスに関連して個人情報の利用規程やサービスを受ける側の意志確認方法を明確にする。
- 学会のインターネットによる情報サービスに関する将来構想検討WGを情報担当が中心になって設置する。
- HI研究に関わる学会若手研究者のメーリングリストをサポートしたり、学会ホームページからのリンクを作成する。
(9)2001年度以降の事務局体制について 井上会長から、事務局アルバイトの雇用の面から2001年も現在のアルバイト体制を維持し、新事務局体制は2002年実施を目指して藤田総務担当理事ならびに財務や情報担当等で委員会を作って議論して進めることが提案され、了承された。
(10)研究会担当の報告と提案 配布資料2000-2-15により、研究談話会の位置づけに関する以下の提案:
- 研究談話会は研究会の下位組織ではなく、テーマに則った自由な研究活動の場で、自由な開催とWebでの成果報告を基本とするので、専門研究会に名称を変更したい。
に対して、研究談話会の名前が良かったので参加しやすかった、正式な活動として理事会への報告を行う必要がある、構成員のあり方はどうするかとの意見が出て、今後さらに規程作成にむけて検討することになる。
(11)国際担当の報告 配布資料2000-2-17により、IINTERACT2001とHCII2001に関する以下のような報告があった。
- INTERACT2001はCall for Papersができあがり、配布を開始した。情報処理学会の理事会承認は4月に持ち越しになった。
- HCII2001のCall for Papersを学会の刊行物との同梱の配送依頼があった。
(12)シンポジウム担当の報告 配布資料2000-2-16により、HIS2000の進行状況が報告された。
以上、予定されていた財務担当報告など他の議題は時間の関係で省略された。 |