特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会

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1999年度第4回ヒューマンインタフェース学会理事会 議事録


開催日 1999年11月26日(金)
時間 平成11年11月26日(金) 14:00~20:00
会場 京都工芸繊維大学、8号館 301号室
出席者 西田*、安村*、黒川*、小林、宮里、加藤(博)*、岡本*、田村、塚田、藤田、吉川、岸野、加藤(寛)*、森川*、井上*、幸田*、
欠席者 黒須、渡辺(委任状提出)、大須賀(委任状提出)、野村(委任状提出、栗尾代)、
配布資料 99-4-0:ヒューマンインタフェース学会1999年度第3回理事会議事録(案)
99-4-1:1999年度第1回ヒューマンインタフェース学会評議員会議事メモ
99-4-2:新入会員申込者一覧
99-4-3:学会誌製品紹介記事等
99-4-4:ヒューマンインタフェース学会理事会覚書(案)追悼文
99-4-5:広告代理店「大成社」との契約について
99-4-6:HI学会出版物広告提供先紹介
99-4-7:来年度以降の事務局体制について
99-4-8:1999年度予算・実績・決算見込
99-4-9:HI学会収支予算書
99-4-10:平成12年度年間発刊計画
99-4-11:論文誌編集報告
99-4-12:第1回HI学会事業・企画委員会議事録
99-4-13:デザイン計画2000の提案
99-4-14:研究会担当資料
99-4-15:役員選挙結果報告
99-4-16:役員役割分担
99-4-17:HIS2000予算検討資料
99-4-18:HIS2000シンポジウム担当報告
99-4-19:会誌委員会関係資料
99-4-20:国際担当資料
回覧資料
内容

(0)理事会成立の確認

開始時点での出席者9名(*がついている理事)と委任状4名ににより、現理事19名の2/3
以上の出席により理事会の成立が確認された。

 

(1)前回議事録の承認

配布資料99-4-0に基づいて前回の議事録が確認され、以下の訂正後承認された。

  • 「*会計で・・・が負担する」部分を抹消し、「黒須提案が承認された。」に変更
  • 「*INTERACT'99で7月上旬に」を「*INTERACT'99で、20001年7月上旬に」に修正
  • 「原稿作成に・・・本人に任せることになる。」を抹消

 

(2)理事会・評議員会・総会開催日程について

以下のような今後のスケジュールが確認された。

  • 2000年度第1回理事会:2000年2月8日 14:00~18:00 東京大学IML
  • 2000年度評議員会:2000年3月3日11:00~12:30 慶應大学三田校舎
  • 2000年度総会:2000年3月3日13:30~15:00 慶應大学三田校舎
  • 2000年度総会特別講演会:2000年3月3日15:15~17:00 慶應大学三田校舎

 

(3)総務担当理事からの報告と提案

以下のような報告と審議が行われた。

  • 配布資料99-4-2により、新入会員(正会員28名、学生会員21名、購読会員A1名、B1名、賛助会員1名)の入会が事後承認され、また正会員2名の退会が承認された。現在、正会員760名、学生会員108名、購読会員A12名、B26名、賛助会員18名(52口)で、合計924名である。
  • 前回理事会以降の協賛依頼2件の許諾が事後承認された。
  • 電子情報通信学会情報システムソサイエティ 知能情報メディア時限研究専門委員会主催:第5回知能情報メディアシンポジウム、平成11年12月7日~8日
  • 日本ロボット学会主催:第18回日本ロボット学会学術講演会、2000年9月12日~14日、立命館大学ひわこ草津キャンパス
  • 学術情報センターの学会発表データベース(第一系)に学会として参加することが承認された。
  • 学会費未納会員119名に対して、会費の再請求をするにあたり1年間未納状態が続くと次年度から会誌の発送を停止することが了承された。また、未納状態が2年以上続いた場合の退会措置についても今後規程化するかを検討する。
  • 会誌公告欄の取り扱い(有料公告、求人欄の取り扱い)についての案が配布資料99-4-3で示されたが、今年度は配布資料99-4-19の会誌委員会検討案でいくこととし、来年度からは総務検討案99-4-3を修正して規程とする方向で検討する。公告に関しては、賛助会員、国公私立教育・研究機関もしくは学協会の記事を対象とする。
  • 会誌における会員追悼文の取り扱いについて案が配布資料99-4-4で示され、配布資料99-4-19にある会誌委員会案と統合して規程作成を検討することとなる。
  • 配布資料99-4-5と99-4-6により、来年度から学会の出版物に掲載する広告を大成社に委託する契約案が示され、学会が広告内容を拒絶する権利を確保すべきである点を追加して、来年度実施にむけて進めることになる。また、広告提供先紹介の依頼があった。
  • 来年度の事務局体制は、現在の分散事務局を一つに統合して、来年1月から学会がアルバイターを直接雇用して、杉原氏の事務所の一室を賃貸契約で借用して、新事務局を設置して、総務担当理事が事務局を統括する方向で行うことが確認された。
  • 現在、杉原氏と事務所の賃貸契約の詳細を検討して年内に契約締結を行うことが了承された。
  • 4.1~9.31までの旧HI部会未収金回収分の半分がSICEから学会に送金され、SICEとの最終清算処理が完了した。
  • 会員名簿は来年度に有料で希望者に配布したい。学術研究団体の登録手続きに合わせて、3年に1回改訂したい。

 

(5)財務担当理事からの報告と提案

配布資料99-4-8に基づいて、1999年度の決算見込が説明された。配布資料99-4-9で2000年度のHI学会予算案が示され、次回に最終的な承認を行うことになる。

 

(6)会誌担当理事の報告と提案

配布資料99-4-19と99-4-10により、会誌発行状況や予定が以下のように説明され、了承された。

  • 第2事務局は2000年3月末まで現在どおり機能し、2000年5月号出版に向けて漸次新事務局へ移行する。
  • 会誌編集における幹事の役目を低減するため、会誌委員会内規第2項で「幹事1名」を「幹事若干名」に変更する。5月号以降、複数幹事制に移行する。
  • 新委員として、寺下裕美、杉原敏明、安部伸治、竹村治雄、岡田英彦の各氏が新たに追加された。
  • 公告コーナーの取り扱い規程案ならびに会誌の訃報掲載案が示された。これらの規程案は総務提案の規程案と合わせて整理することになる。
  • 会誌の企画記事原稿料が1頁あたり図書券1000円(1件あたりの上限6000円)とすることが了承された。また、会誌掲載記事の別刷印刷も、執筆者の要請があれば研究報告集の別刷料金規程に従う。
  • 会誌記事で国内学会参加報告は、原則として協賛、共催しているものとするが、ヒューマンインタフェース学会に関連する研究を紹介することはいい。
  • 配布資料99-4-10に示すような会誌発刊計画が示された。

 

(7)論文誌編集担当理事の報告と提案

配布資料99-4-11に基づいて、論文誌編集状況が報告された。

  • 現在までの投稿件数75件、採録33件、不採録21件、査読中18件、取り下げ3件で採択率は6割である。
  • 現在の特集号論文の査読期間が受付から発行まで4ヶ月であるが、時間的に厳しいので2000年8月号の特集号から6ヶ月は確保できるようにスケジュール調整を行った。
  • 論文誌投稿規程の(3)を「投稿原稿は、他の学術刊行物に公表されていないものに限る。学術刊行物とは、内外の書籍、雑誌および官庁、学校、会社等の機関誌をいい、通常の手段で入手が可能なものとする。なお、学術刊行物には、国際会議の論文集、本会や他学会の大会・研究会等の論文集、特許公開広報、およびこれらに類するものに公表したものは含まない。但し、著作権が著者自身に属するか、または転載許可を得ている等で著作権上問題のないものであることを必要とする。」と来年2月号から改訂することが了承された。

 

(8)事業・企画担当理事の報告と提案

配布資料99-4-12に基づいて、新規事業ならびに委託研究規程案について以下のような説明と審議が行われた。

  • 2000年4月中旬~下旬ごろにユーザビリティのセミナーを企画することが了承された。
  • 2000年秋頃に関東地区で夕方に何週間か連続してセミナー開催の企画を検討する。
  • 学生会員の啓蒙や取り込みのために、ヒューマンインタフェース大賞の様なもの設置を企画したい。
  • 委託研究規程(案)について審議され、また、安村理事から今年度に受託研究の依頼がある可能性が説明され、至急に規程を制定して依頼を受け入れる方向で進めることになる。

 

(9)シンポジウム担当理事の報告と提案

配布資料99-4-17と99-4-18によりHIS2000の進捗状況が報告された。

  • 講習会は初日に基礎講座のみを半日行い、シンポジウムを2日半とする。
  • 発表時間は25分(発表20分、質疑5分)取れるように努め、5セッションパラレルとする。ただ、5は聞く側には大変なので4くらいに抑えるべきではとの意見があった。
  • 論文頁数は最大4頁に制限する。
  • 論文集は発行するが、CD-ROMも作成する。
  • 賛助会員と購読会員の参加費取り扱いは今後さらに財務担当の方で検討することになる。HIS99に関する結果報告が行なわれ、収支では若干の黒字ということである。今回から設置された奨励賞は、各セッション座長の推薦を基にプログラム実行委員会で審議され、5名が選出された。なお、奨励賞規程を整理することが要望された。2000年度5月号に奨励賞規程を掲載する。また、論文誌の論文賞については、再来年の表彰に向かって準備を進めることになる。

また、HIS2001の大会長は西田理事が就任することが了承された。

 

(10)情報担当理事の報告と提案

配布資料99-4-13に基づいて、今後の展開に対する提案が述べられた。

  • 1999年度に学会の視覚的アイテムのビジュアルアイデンティティ計画は一巡し、また学会独自のドメインサーバ環境が立ち上げられ、Web時代の基盤ができた。
  • 今後、Web Journal、Web Office、Web Symposiumなどの展開を検討する。

 

(11)研究会担当理事の報告と提案

配布資料99-4-14に基づいて、以下のような2000年度の研究会計画が了承された。第2回「人工現実感」ならびに第3回「コミュケーション及び一般」については、共催ではなく併催にしたほうが、研究報告集の作成が容易になるので検討することになる。

  • 第1回 2000年2月21日(月) NTTサイパーソリューション研究所(京都府精華町)「ギガビットネットワーク/インターネットとマルチメディア」
  • 第2回 2000年6月13日(火)~14日(水) 東京大学山上会館「人工現実感」
  • 第3回 2000年6月16日(金)~17日(土) 北海道大学「コミュニケーション及び一般」
  • 第4回 2000年8月 「ユーザビリティ」
  • 第5回 2000年12月 「福祉及び一般」

 

(12)役員選挙管理委員会からの報告

配布資料99-4-15と99-4-16を用いて、役員選挙の結果報告と2000年度の役割分担案が報告された。

  • 1999年11月9日に役員選挙の開票が行なわれ、各候補者とも過半数以上の信任を得られた。
  • 今回の投票で信任の際は何も書かないのは意見を積極的に表明しているとは言い難いので次年度以降投票方法を再検討する。
  • 2000年度役員案で、西田氏の任期は論文誌主担当で1年、シンポジウム副担当の任期も1年とする。また、国際担当もINTERACT2001の関係から大須賀さんと黒須氏の主と副を入れ替える。

 

(13)国際担当理事の報告と提案

配布資料99-4-20を用いて、国際担当に関する報告と審議があった。

  • 前回の理事会分から修正された国際会議開催運営要領(案)に対して、名称を運営規程に変更し、誰が提案するのか、国際担当理事の役割(国際担当理事が理事会で審議を図ることなど)の明記が指摘され、修正した後再度メール等で承認を得ることになる。
  • INTERACT2001は、2001年7月第1週あるいは第2週に開催予定で、Call for Papersは2000年3月に、Deadlineは2000年11月にする予定である。登録受付けなどの業務委託先として湘南国際村とNOVASを検討している。
  • また、HCI2003について審議の結果、吉川理事が前向きに検討することになり、そのことを黒須国際担当理事からSalvendy氏に連絡する。

 

(14)その他

日本学術会議会員の候補者及び推薦人の届け出に関する説明会が12月7日に開催され、その後手続きがあるが、これに関連する事務手続きはメール等で通知しながら進めることが了承された。