特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会

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1999年度第3回ヒューマンインタフェース学会理事会 議事録


開催日 1999年8月19日(木)
時間 1999年8月19日(木) 14:00~19:15
会場 京都工芸繊維大学、8号館 301号室
出席者 井上、岡本、岸野、藤田、吉川、宮里、黒川、渡辺、小木、黒須、加藤(博一)、小林、田村、塚田、幸田
欠席者 西田、安村、野村、森川、大須賀、加藤(寛治)
配布資料 99-3-0 1999年度第3回理事会議事次第
99-3-1 1999年度第2回理事会議事メモ
99-3-2 1999年度第2回理事会議事録案
99-3-3 新入会申込者一覧
99-3-4 ヒューマンインタフェース学会評議員
99-3-5 月別コード収支一覧
99-3-6 論文誌編集委員会報告
99-3-7 国際担当
99-3-8 研究会報告
99-3-9 2000年度HI学会役員選挙投票について
99-3-10 事業・企画委員会活動状況報告
99-3-11 ヒューマンインタフェース学会誌
99-3-12 情報担当理事からの報告
99-3-13 ADVANCE PROGRAMME INTERACT''99
99-3-14 入会のお勧めと学会紹介ポスター
99-3-15 ヒューマンインタフェースシンポジウム'99
回覧資料
内容

オブザーバ:栗尾(野村代理)、金(第一事務局)、林(Sam Partner)

 

(0)理事会成立の確認
理事会の成立が確認された。

 

(1)前回議事録案の承認
前回の議事録案(配布資料99-3-2)が確認され、以下の修正が行われた後、承認された。

  • 協賛依頼の項目で、「日本リバビリテーション学会:第14回リバ工学カンファレンス」を「日本リハビリテーション工学協会:第14回リハ工学カンファレンス」に修正。

 

(2)総務担当理事からの報告と提案
以下の報告が行なわれた。

  • 配布資料99-3-3により前回の理事会以降の会員番号99284~99293までの新入会員が確認され、さらにその場で2名の正会員の入会が承認された。なお、前回の理事会以降、退会者が4名あった。現時点での会員数は、正会員 734名、学生会員90名、購読会員((A)10名(B)25名)、賛助会員17社(51口)である。なお、新入会員の申込書にある推薦者名を報告書でもつけるように要望が出され、記入のあるものは掲載することになる。
  • 特許庁から特許法第30条第1項(実用新案法第11条第1項において準用する場合を含む。)の規定に基づく学術団体として指定された。
  • 以下の4件の協賛依頼を許諾したことが了承された。
    * 日本ソフトウェア科学会「インタアクティブシステムとソフトウェア研究会」:第7回「インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ」(WISS'99) 1999年12月1日(水)~3日(金)ヤマハリゾートつま恋(静岡県掛川市)の(協賛)
    * 日本人間工学会:シンポジウム「カーナビ・形態電話の利用性と人間工学」2000年2月26日(土)、27日(日)、早稲田大学国際会議場(協賛)
    * 情報処理学会グループウェア研究会、ヒューマンインタフェース研究会、情報メディア研究会:インタラクション2000、2000年2月29日(火)、3月1日(水)、東京工業大学(大岡山)(協賛)
    * 国際会議CSEPC2000(Cognitive System Engineering in Process Control), November 22-25, 2000, Taejon, Korea  (協賛)
  • SAM Partnerとの業務委託契約が締結された。
  • 5口以上の賛助会員(松下、リコー、日立)からの3名を加えた35名の評議員が確認された。

 

(3)理事会・総会開催日程について

  • 理事会は、2月8日(火)14:00~18:00に東京で行い、会場手配を小木理事にお願いする。
  • 総会は、東京(候補場所:山上会館)で、3月3日(金)、6日(月)~8日(水)のいずれの日が良いかをメールで役員に確認してきめる。開催形態は、ミニシンポジウム又は講演会と総会を併催する形で行うことを検討する。

 

(4)財務担当理事からの報告
配布資料99-3-5により、学会の経理状況が説明された。未入金の会員が150名あまりおり、7月から8月にかけてメールや手紙により問い合わせを行ったが、回答や問い合わせがあったのは19名なので、今後対応措置を事務局で検討する。

 

(5)会誌担当理事の報告と提案
配布資料99-3-11により、学会誌Vol 1.No.3とNo.4の内容等が説明された。

  • 基礎講座:インタフェースの心理と生理はVol.4で終了し、次回からは西田理事によるCSCWに関する講座が始まる。なお、今後の基礎講座の企画を募集している。
  • 来年度の発行は、宮里理事を中心に関西にいる企業側委員を募って検討される。
    また、学会誌や論文誌の別刷に表紙をつけることについて、表紙案(小林理事作成)が示され、経費もあまりかからないということで別刷料金の範囲内でつける方向で検討する。

 

(6)国際担当理事の報告と提案
配布資料99-3-7により、国際会議の開催に関する規約、INTERACT2001、HCIIについて審議され、以下のように決まった。

  • 国際会議開催運営要領(案)に関して
    * 主催要項で、開催提案書ならびに予算案のフォーマット例を添付する。
    * 時間が切迫している場合の取り扱いに関する記述は、主催要項と共催要項は省略する。
    * 主催の場合に、国際会議閉会後の収入は学会に入れることにする。
    * 次回の理事会までに再度検討して、次回の理事会で決定する。
  • INTERACT2001
    * 次回の理事会以降、国際担当と会長、副会長の間で協議が行われ、学会がOrganizing Societyとして会議を開催することになり、Conference Chairは黒須理事、Conference Committee Memberに井上会長、Program Chairに廣瀬氏(東京大学)、Organizing Chairに岡本副会長が就任し、他の委員の人選を9月中旬までに決定する。
    * 黒須提案が承認された。
    * INTERACT'99で、2001年7月上旬に東京、早稲田大学で行うことをアピールする。
    * IFIP/TC13の手続きのために情報処理学会の承認がいるが、昨年末にIFIP日本委員会で承認を得られているので、問題ないであろう。
  • HCII2003
    ミュンヘンで開催されるHCII1999でSalvendy教授と黒須理事がHCIIの開催について相談する際に、以下のような方針で望む。
    * HCIIの日本開催を学会が引き受ける方向で望むが、2004年以降の開催について打診する。
    * HCIIの査読基準が緩い傾向にあるのでその改善を依頼する。

 

(7)事業・企画担当理事の報告と提案

  • 実用的なワークショップあるいは事例報告会の開催
  • デザイン大賞のように優秀なユーザビリティ製品の表彰
  • ISOなどの標準化活動
    この報告に対して、ISOのユーザビリティに関する動き(平均的な優等生としての認証)と産技審のGマークでのユーザビリティに関する動き(一点豪華主義的な評価)があることが紹介された。

 

(8)論文誌編集担当理事の報告と提案

  • 論文査読結果の状況は、現在までに56件の投稿があり、採録20件(36%)、不採録16件(32%)、査読中20件(36%)で、全体にシビアな査読が多い。目標としては、毎号10件程度で、一般論文の投稿をお願いしたい。
  • 今後の特集案としては、乗り物のインタフェース、ウェラブルインタフェースがあるが、特集号のアイデアがあれば論文誌編集委員会に提案してほしい。
  • 学会誌と同様に、料金が増えないで別刷の表紙をつける方向で検討してほしい。
  • 一般論文の呼びかけとともに査読方向について今後検討する。

 

(9)役員選挙実施要領検討委員会からの提案と審議

  • 会長から全候補者への意思確認は8月中にメールで行う。
  • 正会員の投票は紙ベース(投票用紙の郵送と返信)で行う。
  • 投票用紙や趣旨説明で、定員や定数を改選定数に統一し、一部表現のおかしい部分は修正する。
  • 投票用紙には、各役職に改選定数を明記して、信任されない候補者の投票欄に×をつけてもらう。候補者以外の人を投票する場合は、その人の氏名、所属を記入してもらう。
  • 候補者が、有効投票総数の過半数以上の信任で当選する。これを現在の役員選挙に関する細則または定款で明記する必要があるので今後検討する。
  • 任期1年の理事と任期2年の理事をそれぞれ改選定数を8名とする。
  • 会長の任期は2年とする。
  • 候補者の所属は投票用紙では簡易名で、候補者略歴では省略せずに記述する。
  • 候補者各自が投票用紙や略歴の記載事項を確認する。

 

(10)情報担当理事の報告

  • ドメインhis.gr.jpを取得して、運営用のメーリングリストや事務局アドレス(1:member@his.gr.jp 2:journal@his.gr.jp3symp@his.gr.jp)が新たに設定された。
  • 7月17日から、ホームページwww.his.gr.jpが開設され情報発信を開始した。
  • 論文査読状況、電子論文アクセス(アブストラクトやカラー動画など)、住所変更や回避支払い状況がオンラインで見れるサービス、データベースソフトを導入して会員情報管理との連動や公式ファイル(定款や議事録など)の管理について今後検討していきたい。
  • 若手会員のホームページを学会としてバックアップしていくことが考えられる。
    著作権の問題と関連するが、論文のホームページの公開については今後検討する。

 

(11)研究会担当理事の報告と提案

  • 心理学との橋渡しとして、米谷先生(神戸大学)を研究会委員に追加する。
  • 2000年度研究計画が了承された。
    * 第1回2月「インタメディアとマルチメディア」関西、MVE研究会と併催
    * 第2回6月初旬「人工現実感」東京、VR学会と共催
    * 第3回6月下旬「コミュニケーション及び一般」北海道or近畿、HCS研究会と共催
    * 第4回9月初旬未定
    * 第5回12月中旬「福祉及び一般」 東京
  • 研究会資料購読者が現在330名で、今後会員の増加に伴い資料不足が予測されるので、第1号を100部増刷することが了承された。
    なお、ホームページのリンクと関連して研究談話会の活動が最近行われていないので、活性化やその存続を研究会委員会で検討することになる。

 

(12)シンポジウム担当理事の報告と提案

  • 講演申込みは、一般139件、対話29件、ビデオ発表1件の合計169件あったが、キャンセルがあり最終的には165件になりそうで、今まで最高である。
  • シンポジウムでの発表に奨励賞(学会員で、年齢35歳以下)を設ける検討結果が示され、了承された。ただし、選定に当たっては奨励賞選考委員会なりを組織して選定に当たることが要望された。5件程度で、賞金1万円を考え、総会で表彰する。
  • 情報補償ということで、奈良先端大学の黒田先生とボランティア団体OCATにより、パソコンに用いて講演者の発表を文字表示して、聴覚障害の参加者に対するサービスを、人工現実感、手話1.2、特別講演、バリアフリーインタフェースの基礎と応用の各セッションで行う予定である。これをシンポジウムの目玉としてホームページやマスコミを通じて宣伝したい。2000年のシンポジウムについては、2000年9月20日(水)~22日(金)工業技術院(筑波)で開催が決まり、第1回の実行委員会を今年度のシンポジウム時に行う予定であるとの報告があった。また、2001年については今後検討することになる。

 

(13)広報委員会からの報告
学会誌贈呈先、ポスター配布先、入会勧誘パンフ送付先について至急検討し、第1事務局に連絡することと、マスコミへの広報については大阪科学技術センターにコンタクトすることが報告された。

 

(14)その他
以下の事項について今後検討することになる。

  • 学会誌等の掲載広告の取り扱いについて
  • 定款の変更について
  • 名簿作成について
  • 会費の自動引き落とし