特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会

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1999年度第1回ヒューマンインタフェース学会理事会 議事録


開催日 1999年2月9日(火)
時間 1999年 2月9日(火)13:45~18:30
会場 京都工芸繊維大学 8号館 301号室
出席者 井上、岸野、岡本、加藤(寛治)、加藤(博一)、小林、西田、黒川、宮里、渡辺、森川、幸田
欠席者 吉川、小木、大須賀、藤田、安村
配布資料
回覧資料
内容

オブザーバ:下田(吉川代理)、栗尾(野村代理)、金(事務局)、林(SAM Partner)

 

1.会長挨拶

 

2. 理事会成立の確認

 

3. 設立総会議事録の承認

 

4.理事会の運営に関する覚え書きの承認
主な内容
・理事の代理出席は認めず、代理者はオブザーバとして参加し、欠席理事は委任状を提出すること、
・担当理事は審議案件の説明資料を原則として各自で最低23部用意すること、
・東京で開催する場合は、原則として第一事務局は出席しないこと、
・理事会は、2000年度の総会までに5月,8月,11月と2000年の1月または2月に開催すること

 

5.理事会開催日程(5月と8月)について
5月28日(金) 14:00~18:00 東京で開催
8月19日(木) 14:00~18:00 関西で開催、

 

6.評議員候補者名簿の検討
評議員の選出について議論され、長老的な会員の候補者(樋渡氏にかえて尾上氏を加えた)17名に追加して約30名の候補者を、井上会長、岡本副会長と吉川理事の間で相談して理事会推薦者を決定して会長が委嘱することになる。

 

7.学会内規等の提案と審議
事業・企画委員会を除く他の常設委員会内規と委員構成については、昨年度の設立委員会において承認されているので、今回の理事会で追認した。

 

8.総務担当理事からの報告と提案
以下の事項に関する報告と提案が審議された。
1) 会員番号99108~99206について入会が承認された。なお、会員別の新会員リストを次回から提示することになる。
2) 協賛依頼の許諾は本来理事会での審議事項であるが、行事の開催時期や依頼回答期限の関係から理事会開催までに回答する必要が生じるので、HI部会時からの協賛関係等で特に問題がないと考えられる協賛相手に対しては受理する方向で事務局が対応することが了承された。
以下の協賛依頼が承認された。
・ 日本ロボット学会第17回ロボット学会学術講演会、9月9日~11日
・ 日本ファジィ学会第15回ファジィシステムシンポジウム 6月2日~5日
・ 電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーショングループ特別セミナー 3月24日
・ 人間工学会関西支部シンポジウム 4月3日
・ 情報処理学会ワークショップ第4回ヒューマンインタフェースプロフェッショナル9月10日、11日
・ 映像情報メディア学会マルチメディア情報処理研究会 10月21,22日または28,29日
協賛依頼に対して、学会誌には行事名、主催団体名、開催日時、場所と問い合わせ先の情報のみ掲載することと、学会のホームページでの共催行事の案内を公開することを検討することが決まった。
3) HI部会では部会報等を科学技術振興事業団、計測自動制御学会、国立国会図書館に贈呈していたが、新学会としてどのように対応するかが審議された。上記3団体には学会誌、研究会資料、シンポジウム論文集を引き続き贈呈するが、科学技術振興事業団については購入してもらえないかを検討することになる。また、この他、米国国会図書館、大英図書館や主要な海外の大学に送ることになる。推薦する送り先があれば事務局へ連絡してもらうことになる。なお、創刊号については、各関係機関にサンプルとして発送するように200部増刷している。
4) 学術研究団体の登録について、以下のことが了承された。
・ 今年は3年に1度の登録申請の年であり、申請を行いたい。
・ 団体に認められる一つの条件である、学術研究の向上発達を図るための活動が引き続き3年以上を行われていることを満たすために、旧部会の活動等の過去の実績を強調して対処したい。

 

9.会誌担当の報告と提案
以下のような報告と審議が行われた。
1) 学会誌の定価について審議され、創刊号(約130頁)は5000円(消費税込み、送料別)とし、以降の号についてはページ数をみて適切につける。ただし、最低3000円は維持するようにする。
2) 学会誌の解説記事について検討された。
3) 学会誌創刊号の発送3月初旬ごろ。

 

10.研究会担当の報告と提案
以下のような報告と審議が行われた。
1) 2月16日開催の第1回研究会の報告:17件の発表、16件の別刷り購入
2) 第3回は6月17日と18日に沖縄、琉球大学で「コミュニケーションと一般」のテーマで、また、第4回は9月13日と14日に金沢で「ポストGUI」のテーマで開催されることになった。来年度も共催を行い、ヒューマンインタフェース研究関係の発表は本学会の研究会へ行けば分かると言われるようにしたい。
3) 新学会の案内等で、研究資料は1冊1000円と明記したが、発表件数によっては1000円では採算がとれないのではとの意見が出て、学会誌と同様に件数に応じて値段を設定するかどうかについて研究会委員会の方で検討することになる。

 

11.論文誌編集担当の報告と提案
以下のような報告と審議が行われた。
1) 1月13日に論文誌編集委員会開催(12名の委員出席)
2) 12月までに投稿論文は28件あり、採録は10件、却下は5件、査読中は13件で新規投稿は1件で、創刊号には9件が掲載予定である。
3) 今後の特集論文として、沖縄の研究会のテーマであるコミュニケーション支援、乗り物のインタフェースやウェラブルインタフェースがあがっている。
4) 論文賞の設置は今後検討することになる。

 


12.財務担当の報告と提案
以下のような報告と審議があった。
1) 3月末に、会長と副会長からの借入金150万円の借入金返済に向けて強制ではないが目安として10万円の前納のご協力を各理事にお願いする方向で財務担当が検討することになった。なお、前納金の使途明細は各理事が指定する。
2) 入会金は設立総会までは免除していたが、従来からの方針通り金2000円を徴収することとなる。入会免除するかどうかが明確でない数名の人については、個別に対処することになる。
3) 途中入会金の取り扱いについては、年度途中での入会であってもその年度分の年会費を徴収する(会誌等もその年度分を送付する)で対処することになる。
a) SAM Partnerとの業務委託契約について財務に一任することになる。
会費等に関する要望について財務や事務局で検討する。

 

13.国際担当の提案と報告
以下のような報告と審議があった。
・IJHCIの購入希望者は、6000円で会費納入時に募集しており、LEAには継続購入するが、部数は追って知らせる。
・IJHCIやHCI Internationalへの対応は前向きに検討する。
・国際研究プロジェクトInformation society for allには、岡本副会長が出席されるのでその報告を基に対応する。
・Interact2001は情報処理学会の共催の了解が得られ、スペインでの会議での開催国決定を待って対応する。なお、国際学会の共催に関する学会としてのルール作りを早急に行うように要望が出された。

 

14.情報担当からの報告と提案
ホームページのリニューアルに関する計画が説明され、了承され、さらに実現にむけて検討することとなった。主な内容は以下の通りである。
・基本コンセプトとして、Webの利用は全員参加型で双方向のWebSiteで、ヒューマンインタフェースの実験と実践の場とすることである。
・ホームページとして、学会に関する情報提供、論文など有用な情報のデータベース、研究会のプレディスカッションなど双方向を活かしたコミュケーション、学会の管理機能等が実現できるようにしたい。
・ホームページの基礎は情報担当が行い、サイト運営は各担当理事が行う。
・事務局が変わってもホームページのアドレスは変更しないでよく、開設費用が要らないので、学術情報センターに学会ホームページを置く方針である。

 

15.シンポジウム担当の報告と提案
以下のような報告と審議が行われた。
・大会名称は「ヒューマンインタフェースシンポジウム'99」とする。
・大会日程は、10月4日から6日の3日間で、通例初日開催の講習会は、諸般の事情により最終日に開催する。シンポジウム前後に開催されるVR大会や生体生理WSと重ならないように考慮された。
・特別講演は高名な建築家を検討中である。
・従来の対話発表での表彰に加えて、学会発足に伴う学会としての奨励賞的なものを、口頭発表と対話発表でそれぞれで授与することを検討することになった。結果発表は翌年での大会となる。

 

16.その他
つぎの2つの臨時委員会の作成提案があり、了承された。
1)役員選挙に関する検討委員会(主査は岡本副会長):今秋に実施する選挙のための役員選挙実施要項を検討
2)広報に関する委員会(主査は岸野副会長):学会とその活動を広く世の中に知らしめるために、新聞社や報道機関に対して各種の案内等を出すための枠組みを検討。