特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会

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概要

「SIG-DE研究談話会: 質的研究アプローチセミナー 【ツール編】~質的分析支援ツール(QDAツール)を使って修正版グラウンデット・セオリー・アプローチを学ぼう」


開催日 2012年12月21日(金)10時~17時
会場 早稲田大学 西早稲田キャンパス 63号館03会議室
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概要と狙い

 

ヒューマンインターフェス学会では、最近3年間ほどHI研究に応用するための質的研究法のセミナーを開催し、毎回多くの参加があり、好評を博しています。実際のフィールドから得られる情報を、工学的なアプローチとつなぐ手掛かりとして、関心を集めていると言えます。

学会主催のセミナーでは、第20回、第21回において、3つの質的研究アプローチの概要を学ぶセミナーが行われました。また、本年11月16日には、アドバンス編として「修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA)」を実際の演習で学ぶセミナーが開かれました。アドバンス編では、GTAおよびM-GTAの理論を学んだ上で、4時間にわたる分析演習を行いました。参加者からは、“手を動かして学ぶことで理解できた”とのコメントが多くありました。

今回のセミナーでは、研究用のツールである“質的分析支援ツール(QDAツール)”について取り上げます。QDAツールは、試行錯誤を前提とした質的分析作業を支援するための専用のツールです。実際の研究では、こうしたQDAツールを使うことが一般的です。そこで、QDAツールの使い方を通して、M-GTAの分析法を学ぶセミナーを行うこととしました。

ご参加の皆さんには、自前のコンピュータにQDAツールの体験版をインストールしていただき、そのツールを使う演習を通して、M-GTAの考え方を体験的に理解していただけると思います。

なお、このセミナーは、質的研究法のうちGTAもしくはM-GTAの概要についてご理解されている方を前提に進めます。具体的には、HI学会セミナー第20~22回に参加されている方を想定しています。ただし、ご自身ですでにこれらの概要を学ばれている方、もしくは以下の実施概要に示した書籍を、当日までにお読みになられた方についても、ご参加いただけます。

講師

 

NTTサービスエボリューション研究所 ヒューマンアナリシスプロジェクト ICTデザインセンタ

中谷 桃子氏

 

コーディネーター:千葉工業大学 安藤昌也 (SIG-DE)

日時

2012年12月21日(金)10時~17時

場所

 

早稲田大学 西早稲田キャンパス 63号館03会議室

JR高田馬場駅下車 徒歩15分、あるいは地下鉄副都心線 西早稲田駅下車、キャンパスに直結、詳細は以下をご参照ください.

http://www.sci.waseda.ac.jp/campus/

募集人数

20名程度

参加条件

 

1)以下の分析ツール(体験版)をインストールしたノートパソコンを持参できる方

・MAXQDA2010  ダウンロード先:http://www.maxqda.com/lang/jp/demo

 ※MAXQDAは、Windows用ソフトで、mac OSだけでは起動しません。BootCamp等上では動きます。

         ※MAXQDAの日本語の情報 http://www.maxqda.com/lang/jp

上記サイトから、日本語マニュアルをお手元にご用意されるとさらに便利です。

2)質的研究法のうちGTAもしくはM-GTAに関する概要をご理解されている方

・ヒューマンインタフェース学会 20~22回セミナーにご参加された方

・以下のいずれかの書籍もしくは類書を読まれた方

- 木下康仁, 『グラウンデッド・セオリー・アプローチの実践:質的研究への誘い』,弘文堂, 2003.

                    -西條剛央『ライブ講義・質的研究とは何か (SCQRMベーシック編)』, 新曜社, 2007. 

-戈木クレイグヒル滋子『実践グラウンデッド・セオリー・アプローチ』, 新曜社, 2008.

-佐藤郁哉『質的データ分析法―原理・方法・実践 』, 新曜社, 2008.

申込み

 

メールにて以下の内容をお送りください。

 

・宛先:colloquium.sigde@gmail.com

・件名:SIG-DE M-GTAセミナー参加申込み¥

・内容:

・お名前:

・ご所属:

・メールアドレス:

 

※申込み締切を、開催の2日前とします。お早めにお申し込み下さい。

講習内容

 

9時30分 開場

10時~  講義「M-GTAに関する基礎講義」 (担当:安藤)

11時~  講義「QDAソフトに関する基礎知識とMAXQDAの特徴」(担当:中谷)

12時~ <休憩>

13時~  講義・演習「MAXQDAによるM-GTAの分析プロセス」(担当:中谷)

・MAXQDAの基本操作

・コーディングの方法

・概念の生成と修正

・1人分のデータのコーディング演習

・2人分のデータのコーディング演習

16時~ 質疑応答

~17時  終了

参加費

 

3000円

 

※当日会場にてお支払いください