特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会

ホーム > 学会案内 > 2017年度通常総会、学会賞授与式および特別講演会のご案内

2017年度通常総会、学会賞授与式および特別講演会のご案内

[案内]
会長 渋谷 雄
開催日 2017年3月10日(金)
時間 3月10日(金)14:00~17:00
概要

拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
日頃より本学会の活動にご高配賜り、誠にありがとうございます。
さて、本学会の2017年度通常総会を以下の要領にて開催致しますのでご案内申し上げます。
総会に引き続いて、ヒューマンインタフェース学会賞(論文賞、学術奨励賞、研究会賞)の授与式ならびに特別講演も開催されますので、会員の皆様には奮ってご出席下さいますようお願いいたします。 敬具

会場 同志社大学 良心館1F RY101
会場住所等 〒602-8580 京都市上京区今出川通烏丸東入
交通 地下鉄烏丸線今出川駅から徒歩1分 京阪電車出町柳駅から徒歩15分 バス停烏丸今出川から徒歩1分
交通URL https://www.doshisha.ac.jp/information/campus/access/imadegawa.html
次第
14:00~15:50 通常総会
1. 開会の辞
2. 会長挨拶
3. 2016年度事業及び会務報告
4. 2016年度収支決算報告
5. 2016年度監査報告
6. 規定類の新設および変更の報告
7. 2017年度役員選任の審議
8. 2017年度評議員選任の報告
9. 2017年度事業計画の提案と審議
10. 2017年度収支予算の提案と審議
11. その他
12. 質疑
13. 閉会の辞
学会賞(論文賞、学術奨励賞、研究会賞)授与式
16:00~17:00 特別講演会 「ヒューマンインタフェースは幸せ技術の泉」
京都工芸繊維大
森本 一成 氏
17:30~ 懇親会(有料:事前申込制)
同志社大学 アマーク・ド・パラディ 寒梅館
参加費:3,000円
※参加をご希望の方は事務局:his-secretariat[@]his.gr.jpへ
2月28日(火)までにご連絡下さい。

[議事録]
議長 渋谷 会長
進行 大井 総務担当理事
作成 石井(裕) 総務担当理事
内容

特定非営利活動法人ヒューマンインタフェース学会の 2017年度通常総会が3月10日(金)に同志社大学で開催された。

最初に渋谷会長より、社員数(2017年3月10日現在、正会員および一般会員の合計1,013名)の10分の1以上(総会出席者34名、委任状138名、合計172名)の出席者により会議が成立したとの報告があり(定款第26条に基づく)、開会が宣言された。

 

以下に総会の内容を報告する。

 

1.会長挨拶

渋谷会長より「2年の任期で折り返しであり、まだまだこれから。皆さんにご意見をいただきながら頑張っていきたい。」

とのご挨拶があった。

 

2.2016年度事業報告

2016年度の会務および事業報告が各担当理事から報告され、全会一致で承認された。

以下、各委員会、WGからの説明を報告する。

 

・総務財務委員会:高橋理事

総務財務委員会では、会員減少の傾向に歯止めをかけるために退会希望者の理由を精査し、その理由の一つである現役引退に伴う退会者を減らすためにシニア向け会費減額制度の導入に向けて検討を行い実施にむけて作業を進めている。

総務関係では、全ての総務財務委員会と理事会で電子会議システムを利用することにより、会議に参加しやすい環境の実現に努めた。また、メール審議に関してはメール審議のメールに工夫をすることで回答率を上げ審議の迅速を行うことが出来た。

 

・シンポジウム委員会:下田副会長

ヒューマンインタフェースシンポジウム2016は、藤田欣也大会長のもと、「明日への扉」をテーマに、2016年9月6日(火)~9日(金)に東京農工大学小金井キャンパスで開催された。

シンポジウムは、一般発表134件、対話発表51件、参加者474名の充実した会となった。

なお、2017年度は大須賀美恵子大会長のもと、2017年9月4日(月)~7日(木)に大阪工業大学梅田キャンパスで開催される。

2018年度は葛岡英明大会長のもと、筑波大学第三エリアにて開催される予定である。

 

・会誌委員会:石井裕理事

会誌委員会では通常業務として年4回(2、5、8、11 月)学会誌を発行した。各号の特集は「SIG-UXSD」 「ヒューマンインタフェースにおける研究倫理」「看護用具・用品開発に関わる専門研究委員会 (SIG-HC)の活動・成果紹介」「パラリンピック」であった。今年度は専門研究委員会(SIG)に関連するテーマを中心に企画した。そのほか、従来からの「不便益システム研究所」、「BADUI 診療所」、 「HISTreetJournal」の連載に加え、基礎講座「グラフィックレコード」の連載を 5月号より開始した。 

2017年8月号にて学会誌リニューアルのための特別号発行が予定されている。

 

・論文誌編集委員会:亀山理事

論文誌編集委員会では、通常業務として投稿論文の査読、特集の企画・編集を行った。2016年は、「インタラクティブファブリケーション」(4編)、「ゲームインタフェースとエンタテインメントコンピューティング」(4編)、「人を誘う(いざなう、さそう) インタフェース」(9編)、「感性と感情- 計測・評価・モデル化とその応用- 」(10編)の特集号を発行し、一般投稿論文16編を掲載した。また、次期に向けて、「コミュニケーション支援」「医療・健康・福祉」「人間強化」「コラボレーション」などをキーワードとする新たな特集号の原案を作成した。さらに、J-Stage での論文の公開に向けた作業を進めるとともに、新しい論文査読システムの導入に向けての検討を開始した。

 

・研究会運営委員会:大久保理事

研究会運営委員会では、会員の研究交流の活性化を目標に、専門研究委員会が開催する研究会や研究談話会をサポートしている。2016年は6つの専門研究員会により第130回から第140回までの計11回(うち第138回はSIG-UXSD/SIG-MASの共催)の研究会と2回の研究談話会が開催された。研究会での総発表件数は 166 件であった。このほか、研究会賞授賞候補の選考をおこなうとともに、優秀な発表に対して論文誌への投稿を推薦した。 

 

・事業・企画委員会:福住理事

本年度は、シンポジウム時の異なる立場の参加者同士の交流などの企画を提案した。結果としては次年度シンポジウムで実施することとなり、継続して詳細を検討することとなった。

一方、従来から行ってきたセミナー等の開催も含め、本委員会のあり方を見直すこととした。

 

・電子広報委員会:藤野理事

学会Webサイトの更新を随時行い、学会からの情報発信を実施した。また学会内の各委員会からCMSに対する改修要望を収集し、工期および費用的に対処可能な改修を行った。具体的な内容としては、シンポジウム論文投稿システムにおける画像投稿受け付け機能や、会員からのアカウント情報問合せへの自動返信機能の実装などを行った。毎月末発行のNews Letterの編集・発行を行い、各委員会からの案内、行事案内等を行った。また、即時性を要求される臨時News Letterの発行作業も適宜行った。

また、各委員会および研究会で使用するMailing Listの新設・廃止処理も実施した。

 

・国際リエゾン委員会:高橋理事(総務代理)

関連する国際会議等の情報を学会員に案内するために、「関連国際会議のご案内」として学会Webサイトに掲載を行った(2014年開催分は26件、2015年開催分は31件、2016年開催分は16件)。

またHIS Newsletterでは、HCI International Newsのアップデート情報を発信している。

一方、学会からの国際情報発信として、英語版Webページの作成に向けその目的を踏まえ日本版との連携を考慮しつつ検討を続けている。

 

・研究倫理WG:福住理事

本年度は、昨年度の意識調査を受け、会員に対してどのようにして必要性を理解してもらうかの検討を開始した。今年度と来年度で大まかな検討を行うことを目的にしている。

領域毎に具体的に「やること」を示すことで、性善説ではなく、実行を伴う研究倫理の浸透を目指すこととした。また、人間工学会の倫理指針検討委員会との連携について、先方と合意した。

人間工学会でも同じような意識調査が行われる予定である。

 

・WebリニューアルWG:渋谷会長

2015年よりWebサイトリニューアルに向けて検討を開始したが、2016年は活動が停滞していた。

2017年は、学会創立20周年(2019年)までを1つの期限として、Webサイトリニューアルについて、検討を再開する。

国際リエゾン委員会によるWeb英文化や、Facebookなどのメディア活用も含めて検討したい。

 

・情報保障WG:下田副会長

これまで、シンポジウムや研究会等のイベントでは主に耳の不自由の方への情報保障を提供してきたが、その取り組みや費用は各イベントで負担していた。当学会では、情報保障を様々なイベントに広げていきたいと考えている反面、実際には財政的な制約からすべての情報保障のリクエストに応えるのも難しい状況である。情報保障WGでは、限られた予算を有効活用するため、学会が主催する各イベントを整理して優先順位を付けるとともに、その予算の使い方や情報保障方法について検討してきた。今年度は、実際に情報保障のための予算を計上するとともに、その予算を使って3月に開催された研究会において情報保障を実施した。本日も、会場において情報保障を実施している。

 

また、会務報告として、高橋総務担当理事から以下の通り報告があった。

会員は現状として正会員1,007名、学生会員97名、購読A会員22名、購読B会員22名、賛助会員29名、会員総数1,177名である。また会員の入退会状況として入会数90、退会数98で若干減少しており、会員数維持のための施策が必要である。

事務局については従来通りセクレタリアットへ委託し、本会の独自性を保ちつつ雇用と業務継続の安定化を図る。

役員選挙については、インターネットを用いた電子投票のみで実施された。

 

3.2016年度収支決算報告

井野理事より収支決算として資料をもとに報告された。

 

4.2016年度監査報告

五福監事より、以下の通り2016年度の監査報告があり、2016年度収支決算報告とあわせ全会一致で承認された。

・竹村監事とともに、会計士立会いの下、1月30日に監査を実施。2016年度の会計ならびに理事の業務執行の適正を確認。

 

5.規定類の新設および変更の報告

高橋総務担当理事より シニア向けの会費減額制度について、規定が新設されたことが報告された。

会費減額申請要件として、

(1)申請する年度末時点で満65歳以上の方

(2)本会への在籍年数が5年を超える方

であることが説明された。

申請書類について、生年月日を記入したものに変更する。申請のあった翌年度から実施する。

今年の10月末までに申請していただければ、2018年度の会費から適用される、などの報告があった。

 

6.2017年度役員選任の審議

浅野選挙管理委員長より、2017年度役員選挙過程および結果について以下のとおり報告があり、全会一致で新役員が承認された。

・投票数162票、投票率17.2%で全員当選。

 

7.2017年度評議員選任の報告

渋谷会長より、2017年度評議員選任の報告があった。

・依頼中の方も含めて62名の選任、数社は依頼中。

 

8.2017年度事業計画の提案と審議

渋谷会長より2017年度の事業計画について説明があり、全会一致で承認された。

 

9.2017年度収支予算の提案と審議

井野財務担当理事より、2017年度の予算案について以下のとおり説明があり、全会一致で承認された。

 

10.質疑

・収支予算について目標としてシンポジウム参加者の予測を立てているのか?

→シンポジウムは大会長のもと、実行委員会で予測を立てている。

 

収支の予測は100%を切っているところが多い。目標ということで良いか。

→その通り。

 

以上、通常総会の全議事の審議が行われ、すべて提案通りに議決された。