特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会

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2000年度第1回ヒューマンインタフェース学会理事会 議事録


開催日 2000年2月8日(火)
時間 2000年2月8日(火) 14:00~20:30
会場 東京大学インテリジェント・モデリング・ラボラトリー(IML)会議室
出席者 井上、大須賀、岡本、小木、岸野、加藤(博)、黒須、幸田、小林、田村、塚田、西田、野村、藤田、森川、安村、吉川、渡辺
欠席者 加藤、黒川、宮里
配布資料 2000-1-0:1999年度第4回ヒューマンインタフェース学会理事会議事録(案)
2000-1-1:ヒューマンインタフェース学会評議員(2000.2.1現在)
2000-1-2:ヒューマンインタフェース学会役員役割分担案(2000年度)
2000-1-3:ヒューマンインタフェース学会2000年度通常総会及びHIS'99奨励賞授与式・特別講演会次第
2000-1-4:2000年度役員選挙結果
2000-1-5:新入会員申込者一覧
2000-1-6:退会希望者
2000-1-7:HI学会収支案
2000-1-8:HI学会収支予算書
2000-1-9:広告紹介、獲得状況
2000-1-10:研究会委員報告
2000-1-11:ヒューマンインタフェース学会選奨規程
2000-1-12:HIS'99学術奨励賞について
2000-1-13:大会コンセプトの決定
2000-1-14:事務局作業分析結果
2000-1-15:平成12年2月8日HI学会理事会資料 事業・企画委員会
2000-1-16:論文誌編集報告
2000-1-17:ヒューマンインタフェース学会理事会資料 国際担当関係
2000-1-18:Web事務局に向けて
2000-1-19:ヒューマンインタフェース学会会誌事務局の平成12年度の体制について
回覧資料
内容

(0)理事会の成立
理事開始時点での出席理事11名と委任状提出者4名により、現理事19名の2/3 以上の出席により理事会の成立が確認された。

 

(1)前回議事録の承認
配布資料2000-1-0により、前回の議事録が確認され、一部助詞の修正を行って承認された。

 

(2)理事会・評議員会・総会について
2000年度理事会の開催日程について協議され、第2回~第4回までが以下のように決定した。

  • 第2回(京都開催予定):3月27日(月)
  • 第3回(京都開催予定):5月31日(水)
  • 第4回(つくばあるいは東京開催予定):8月31日(木):
    評議員会が通常総会の前(3月3日(金)11:00~12:30)に開催され、総会付議事項、事務局説明が行われることが報告された。また、配布資料2000-1-1を参照しながら2000年度の評議員推薦依頼(定数60名から現員33名を除いて約12~15名程度)が井上会長から各理事に対して行われ、企業委員のバランスや賛助会員からの推薦等を考慮して次回理事会で決定することになる。
    配布資料2000-1-2を基にして現役員の役割分担が確認された。
    配布資料2000-1-3を基にして総会次第について審議され、以下のように決定した。
  • 次第:13:30~15:00
1. 開会の辞(藤田理事)
2. 1999年度事業及び会務報告(岸野副会長、幸田理事)
3. 1999年度収支決算及び監査報告(岡本副会長、田村監事)
4. 2000年度役員の選任(岡本副会長)
5. 会長挨拶(井上会長)
6. 2000年度事業計画の提案と審議(森川理事)
7. 2000年度収支予算の提案と審議(加藤(寛)理事)
8. 質疑(藤田理事)
9. 閉会の辞(藤田理事)
15:15~16:45 特別講演会 (司会:安村理事)
「心が通う身体的コミュニケーションシステムの開発」 
岡山県立大学  渡辺 富夫 教授

なお、今年度は総会後の懇親会は開催しない。総会資料は以下のような内容で作成することが了承された。総会資料

No.1: 1999年度事業報告(案):設立総会と同じ形式で事務局作成
No.2: 1999年度会務報告(案):新規程類(国際会議開催規程、受託研究規程、ヒューマンインタフェース学会奨励賞規程):総務担当と事務局で作成
No.3: 1999年度会計報告(案):収支決算報告、貸借対照表、監査報告 財務担当と事務局で作成
No.4: 役員の選任(案):役員一覧表 現状確認を行って事務局で作成
No.5: 2000年度事業計画(案):各担当と確認して事務局で作成
No.6: 2000年度収支予算(案):財務担当と事務局で作成


この次第決定に関連して、以下の審議が行われた。
財務担当から、配布資料2000-1-7と2000-1-8により収支決算報告案、貸借対照表と収支予算案が示され、以下の修正を施すことで了承された。 

  • 決算報告書の収入の項目不明入金は内容を明らかにする。
  • 貸借対照表の項目名で、当期純利益を次期繰越金あるいは事務局整備引当金、使途不明金を雑費とするなり、項目名称を適切な表現に修正する。
  • 予算案に事業・企画委員会で検討している新規事業(セミナー等)の予算を計上する。
    なお、1999年度の繰越金は約457万円であるが、2000年度は160万円程度繰越金が減少することになる。また、予算案の広告収入で大成社からの業務委託が計上されているが、配布資料200-1-9にあるように実情は広告依頼主が少なく厳しい状況なので広告を出してくれそうなところの紹介依頼があった。小広告(1/4頁広告)の掲載を検討してはとの意見が出された。
    役員の選任については、選挙管理委員会からの選挙結果報告(「理事会推薦候補者が過半数の投票を得て選出されました」)を総会で承認してもらうことになる。なお、配布資料2000-1-4で森川理事を任期2年から任期1年に修正する。
    奨励賞授与に関連して、配布資料2000-1-11により選奨規程が、配布資料2000-1-12により選考結果が示され、審議が行われた。選奨規程については、以下の修正が行われた。
  • 名称を「選奨規程」から「奨励賞規程」とし、学術奨励賞のみを規程するものに修正し、論文賞を制定した後で学会賞に統合する。
  • 「35歳以下の者」に「その年の12月31日に」のただしがきを設ける。
    また、選考過程は出来るだけ客観性と公平性が保たれるように工夫することが要望された。

以下の5名に奨励賞(表彰状と賞金1万円)を授与するが、総会への交通費は支給せず、各受賞者に連絡して総会への出席を依頼することが確認された。奨励賞受賞者:石井 裕(岡山県立大学)、黒田 知宏(奈良先端科学技術大学院大学)、佐川 浩彦((株)日立製作所) 、塩瀬 隆之(京都大学)、高橋 信(東北大学)以上5名
また、総会当日に事務局から応援をお願いする。

 

(3)総務担当理事からの報告と提案
配布資料2000-1-5により新会員(正16名、学4名、購読2名、賛助2名(各1口))、2000-1-6により退会者(正16名、学6名)が了承された。現在の会員数は、正758名、学生105名、購読A13名、購読B27名、賛助20名(54口)で合計923名である。
前回の理事会以降受け付けた6件の協賛依頼(いずれも過去の経緯から問題ないと考えられたのですでに許諾の返答済み)が承認された。

  • 計測自動制御学会:「第27回知能システムシンポジウム」、2000年3月23日(木)、24日(金)、東京工業大学長津田キャンパス総合研究館
  • 日本バーチャルリアリティ学会:「複合現実感セミナー~研究開発の最前線と21世紀への展望~」、2000年4月11日(火)、東京大学山上会館
  • 日本光学会(担当):「3次元画像コンファレンス2000」、2000年7月5日(水)、6日(木)、工学院大学新宿校舎
  • 日本リハビリテーション工学協会:「第15回リハ工学カンファレンス」、2000年8月25日(金)~27日(日)、徳島県郷土文化会館
  • 知能ロボットに関する国際会議:「IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems /IROS2000」、2000年10月30日(月)~11月5日(日)、香川大学工学部
  • バイオメカニズム学会:「第21回バイオメカニズム学術講演会」、2000年11月24日(金)、25日(土)、九州大学箱崎キャンパス

なお、今後国際会議への協賛は国際会議開催規程にしたがって処理することが確認された。
 
日本学術会議会員候補者ならびに推薦人の届け出依頼(情報工学研究連絡委員会(506)に各1名)について審議され、今年度は以下のように対応することが了承された。

  • 日本学術会議の登録学術研究団体に初めて登録されたので、会員選出の経緯が分からないので今回は会員候補を出さない。
  • 推薦人として井上会長を、推薦予備人として岡本副会長を届け出て、推薦人会議での対応は井上会長あるいは岡本副会長に一任する。

今年度の統合事務局体制(3箇所に分散していた事務局を1つに統合して、学会がアルバイトを雇う形態で運営)への移行に伴う事務局移転の確認が行われた。

  • 2000年1月17日(月)~2000年3月31日(金):従来の第1事務局と第3事務局が統合されて第1事務局となり、第2事務局は従来通りの業務を行う。

第1事務局:学会代表窓口,会員サービス、シンポジウム,研究会関係担当 
〒606-8311 京都市左京区吉田神楽岡町148  TEL&FAX:075-771-3975
担当:林 康恵(月、火、水、金:10:30~16:30)、金 香淑(月、火、木、金:10:00~17:00)

E-mail:

(学会代表窓口,会員サービス関係) member@his.gr.jp
(シンポジウム,研究会関係)    symp@his.gr.jp

(注) 以前にあったTEL&FAX:075-761-3687は今後使用できませんのでご注意ください。
 第2事務局(2000年3月31日(金)まで変更なし)学会誌,論文誌関係担当  
〒611-0011 京都府宇治市五ヶ庄
京都大学大学院エネルギー科学研究科 吉川榮和研究室内
担当:下田 宏
TEL:0774-38-4401  FAX:0774-38-4406
E-mail: journal@his.gr.jp

  • 2000年4月1日(土)以降:上記第2事務局も第1事務局に統合される。

事務局:学会代表窓口,会員サービス、シンポジウム,研究会関係、学会誌,論文誌関係担当 
〒606-8311 京都市左京区吉田神楽岡町148 TEL&FAX:075-771-3975
担当:林 康恵、金 香淑、他

E-mail: (学会代表窓口,会員サービス関係) member@his.gr.jp
(シンポジウム,研究会関係)    symp@his.gr.jp
(学会誌,論文誌関係)       journal@his.gr.jp

 

(4)会誌担当理事の報告と提案
配布資料2000-1-19により、今年度の会誌事務局の編集体制(特に4月以降の編集体制)と学会誌2月号の内容が報告された。なお、発行は少し遅れ3月初旬ごろになる。

 

(5)論文誌編集担当理事の報告と提案
配布資料2000-1-16により今年度の編集体制(幹事として森本一成氏、委員として竹田 仰氏、松尾 英明氏、矢島 敬士氏の追加)と投稿・受理状況(一般投稿論文が少ないので論文投稿依頼、採択率は64%、投稿から掲載まで平均6.3ヶ月)が報告された。

 

(6)事業・企画担当理事の報告と提案
配布資料2000-1-15により、受託研究規程が示され、現在受託研究は学会との受託契約の締結に向かって進行中であることが報告された。なお、受託研究規程第4条の「賛助会員より選び、研究計画」を「賛助会員より選ぶ。研究担当者は」に修正された。

新規事業については、4月26日(水)開催の「ISO13407とユーザビリティ工学」の概要を示す記事が紹介され、名称を「ISO13407とユーザ工学」に、主催は「ヒューマンインタフェース学会」で「担当:事業・企画委員会」にそれぞれ修正することと、誰に参加してほしいかを記述することとなる。また、開催時期が間近に迫っているので今回は協賛依頼をしないことになる。

 

(7)国際担当理事の報告と提案
配布資料2000-1-17に基づいて、INTERACT20001、HCI2003、国際会議開催運営要綱ならびに国際学術雑誌の配布について以下のような報告と審議があった。

  • 前回の理事会の意見に基づいて修正された国際会議開催運営要綱が示されたが、名称を「開催規程」に、2.予実算で、「50万円」を「100万円」に、「会議終了後における販売によって得られた収入は、前記国際会議準備金に編入される」を「会議終了後における販売によって得られた収入は、学会通常予算に編入される」に、「国際会議開催要項」を「国際会議開催申請書」に修正する。
  • INTERACT2001は情報処理学会と本学会の共催で2001年7月9日~13日に開催されることが決まり、その準備は順調に進んでいる。
  • HCI2003は吉川理事が大会長就任を内諾することを了承して今日の理事会で日本開催を決定し、Salvendy氏に伝えたいということが提案されたが、国際会議開催規程に基づいて手続きを踏むことが必要であるとの意見が出され、次回理事会で開催規程に従って審議することになる。
  • 昨年度は国際学術雑誌を出来るだけ到着してから時間をおかないように単独で発送したこともあったが、今年度も出来るだけ会誌や研究会報告集と一緒に発送することが確認された。

 

(8)研究会担当理事の報告と提案
配布資料2000-1-10に基づいて、2000年の研究会計画が報告された。前回の理事会等で出ていた、「資料作成の経費節減や簡便化から共催を止めて併催にしてはどうか」の意見があったが、「人工現実感」は従来通り共催で行うことが了承された。

 

(9)シンポジウム担当理事の報告と提案
配布資料2000-1-13により、HIS2000の大会コンセプト「新たなる人間性追求-ヒューマンインタフェース学会のヴィジョンを求めて--」が紹介され、大会コンセプトに沿った特別講演やポスターデザインに取り掛かることが報告された。

 

(10)新事務局体制について
井上会長より昨年度の分散事務局体制から今年度の統合事務局体制にいたる経緯ならびに現在のアルバイト体制による事務局運営の問題点が説明され、2001年度の事務局体制のあり方(a)学会事務代行業者に外部委託する、b)HI学会関係者のどなたかに事務局長をお引き受け頂いて事務局管理をお願いするか、c)現体制を続けるか)について審議されたが、結論がでず次回の理事会で再度検討することになる。