特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会

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2001年度通常総会、学会賞授与式 および特別講演会のご案内

[案内]
会長
開催日 2001年3月2日(金)
時間 2001年3月2日(金)13:30-17:00
概要

拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。日頃よりヒューマンイン タフェース学会活動に多大なご理解とご支援を頂き、誠にありがとうございます。
さて、本学会の2001年度通常総会を以下の要領で開催致しますのでご案内申し上げます。総会に引き続いて、新たに設けられましたヒューマンインタフェース学会賞(論文賞と学術奨励賞)の授与式ならび安村通晃教授の特別講演も開催されますので、会員の皆様には奮ってご出席下さいます様よろしくお願い申し上げます。
尚、正会員におかれましては、通常総会にご出席戴けない場合は別添の委任状をFAXあるいはE-mailでお送り下さいますようよろしくお願い致します。
敬具

会場 キャンパスプラザ京都 第2会議室(2階)
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下る(京都中央郵便局西側)
TEL: 075-353-9111 FAX: 075-353-9121
交通 JR京都駅より徒歩5分
交通URL http://www.consortium.or.jp/center/map/index.html
次第
13:30~15:15 通常総会
1.開会の辞
2.2000年度事業及び会務報告
3.2000年度収支決算報告
4.2001年度役員の選任
5.会長挨拶
6.定款の変更
7.2001年度事業計画の提案と審議
8.2001年度収支予算の提案と審議
9.その他
10.質疑
11.閉会の辞
学会賞(論文賞、学術奨励賞)授与式
15:30~17:00 特別講演会
「実世界指向を用いた障害者支援技術の研究について」
慶應義塾大学  安村 通晃 教授

[議事録]
議長
進行
作成
内容

1.開会の辞(会議の成立確認)
正会員現在数(2001.2.28現在831人)の10分の1以上(当日会議開始時点で
の出席:34人、委任状:130人)の出席があり会議が成立し、その後は会長を議長
として以下の議事を行った。
(参考)当日の最終参加者は40名

2.2000年度事業及び会務報告(岸野副会長、幸田総務担当理事から報告)
以下の報告が行われ、全会一致で承認された。
 特別講演会(2000.3.3:講演者:渡辺富夫(岡山県立大))、ヒューマンインタ
フェースシンポジウム2000(2000.9.20-22:大会長 森川治(生命工学工業技術研)、
参加者358名)、会誌と論文誌(合冊)の発行(Vol.2-No.1-No.4:掲載論文数:
38件)、研究会開催(第6回-10回、参加者述べ224名)、研究談話会(2回、参加
者延べ180名)、セミナー(2回開催、参加者:94名)、表彰(学術奨励賞表彰:5
人)、研究受託(1件:委託者(日本原子力文化振興財団))の他、内外関係機関
との提携、及び交流などの活動を積極的に行うとともに、学会の円滑な活動を
行うための各種会議や委員会等を積極的に推進した旨の報告が行われた。
また、前回通常総会以降に制定、改定された規程類(学会賞規程会誌公告
欄有料記事掲載規程
電子広報委員会内規常設委員会規程著作権につい
ての内規
など)の説明がなされた。

3.2000年度収支決算報告(加藤財務担当理事から報告) 
会計士の指導の元に作成した収支計算書貸借対照表(昨年度の総会で未報
告だった1999年度分も含む)、財産目録を提示した。決算内容説明として、今年度
は会員増にともない学会誌や研究会の別刷収入やバックナンバ売上の増加、セ
ミナの参加者増などが貢献して、予算比で約270万円の収入増があり、支出では
学会運営経費の節減と事務局開設費用を繰越し(事務局移転が2001年8月以降と
なったため)などにより約500万円強の繰越金増があった。また、資産は現金が大
半であり、固定資産は部会からの引継ぎ品や協力者からの借用品などで賄って
いることが報告された。
また、研究受託に伴い収益事業として税務申告を行い法人税、事業税が発生し
たことが本年度の特徴として報告された。
その後、田村監事から上記報告内容が適正である旨の監査報告が行われ、全
会一致で承認された。

4.2001年度役員の選任(岡本副会長(選挙管理委員会委員長)から報告)
2000年9月末時点の正会員(809名)全員に投票用紙を郵送し、239通の投票(内
有効投票数236)があり、副会長(1名)、理事(9名)、監事(1名)が圧倒的多数で
信任された旨の報告があり、留任する役員を含め全会一致で2001年度役員が選
任された。

5.会長挨拶
井上会長より、学会設立以来2年間で会員も順調に増加し、活発に活動がなさ
れていること。これも、会員各位の支援、役員の献身的な支援と事務局の努力に
よる賜であること。今回退任される大須賀、森川理事と田村監査役への謝意と新
任の旭、椹木、竹村、土井理事他再任、留任の理事、監事への協力依頼がなわ
れた。
また、21世紀は人の世紀でありそのための技術としてHIの重要性と21世紀に
ふさわしい学会のあり方、HI学会の独自性を長期的視野で考えたい旨の所信表
明がなされた。さらに、2年間の活動を通して学会の基盤が築かれつつあるため、
本年度からは法人格の取得を目指した調査と準備を進めて行く旨の挨拶がなさ
れた。

6.定款の変更(岸野副会長から提案報告)
学会発足後2年余りではあるが、2年間の運営経験から定款の解釈が曖昧なと
ころや矛盾点など不都合な面があるため、一部定款の見直し案が提示された。
新38条で事業計画及び収支予算を変更する場合に総会決議を必要とする旨の記
述を削除する件に関して、解釈上の問題で意見が出たが、本来事業計画や収支
予算は大幅に変更されるものではなく、運用上必要な変更に関しては総会の議決
を待たずに理事会の議決を経て実行される必要があると解釈することで、全会一
致で訂正案が了承された。

7.2001年度事業計画の提案と審議(吉川副会長から提案報告)
2001年度もほぼ2000年度同様の事業が行われることが提案され、全会一致で
承認された。
主な事業計画は、特別講演(今回の通常総会時に実施)、ヒューマンインタフェー
スシンポジウム2001(2001.10.2-4:大会長(西田正吾):大阪大学コンベンションセ
ンター)、セミナー(2回)、学会誌&論文誌発行(4回)、研究会開催(5回)、
専門研究会の随時開催(従来の研究談話会を専門研究会として位置付け)、表彰
(論文賞3件以内、学術奨励賞5件以内)他、内外関連機関との提携、交流などで
あり、特に、今年度からは電子広報委員会のもとで学会関連情報をタイムリーか
つ迅速に行うためにニュースレターの電子メール配信を始めたこと。国際会議の
開催(INTERACT2001、HCIInternational)を行うこと。また、8月以降に京都リ
サーチパークに事務局を移転する旨の提案がなされた。

8.2001年度収支予算の提案と審議(加藤財務担当理事から提案報告)
前年度の決算内容と実績を踏まえて今年度予算案の提案がなされ、全会一致
で承認された。
特に、今年度は、事務局移転にともない設備や什器類の充実化を行うための予
算措置があること、研究受託の計画は現時点ではないこと、昨年未実施だった会
員名簿を無料で発行することなどが説明された。

9.名誉会員の推薦(井上会長より提案説明)
名誉会員候補者推薦基準に基づき理事会で慎重審議した結果、ヒューマンイン
タフェース研究を牽引し、本学会の基礎を築かれた田村博氏を名誉会員に推薦
する旨の提案があり、全会一致で承認された。

以上、通常総会の全議事の審議が行われ、一部誤記の修正をもって全て提案
通りで議決された。

総会後、井上会長から田村博氏への名誉会員の称号授与が行われるとともに、
学会賞(論文賞3件、学術奨励賞5名)の選考過程の説明が各賞の選定委員(黒
川論文誌委員会副委員長、森川2000年度シンポジウム大会長)から行われた後、
井上会長から賞状と副賞が授与された。
(学会賞の詳細は会誌の報告記事を参照)
また、特別講演として、慶応義塾大学 安村通晃教授より、「実世界指向を用いた
障害者支援技術の研究について」と題して、大変興味深いご講演があった。
(特別講演の詳細は会誌の報告記事を参照)