特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会

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2008年度通常総会、学会賞授与式および特別講演会のご案内

[案内]
会長 渡辺 富夫
開催日 2008年3月14日(金)
時間 2008年3月14日(金) 13:30~17:00
概要

拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。日頃より弊学会の活動にご高配賜り、誠にありがとうございます。
さて、本学会の2008年度通常総会を以下の要領にて開催致しますのでご案内申し上げます。
総会に引き続いて、ヒューマンインタフェース学会賞(論文賞、学術奨励賞、研究会賞)の授与式ならびに特別講演も開催されますので、会員の皆様には奮ってご出席下さいますようお願いいたします。
尚、正会員におかれまして通常総会にご出席頂けない場合は、委任状をFAXあるいはE-mailにて、2008年2月29日(金)までにお送り下さいますよう宜しくお願いいたします。

会場 工学院大学 新宿校舎 7階765教室
〒163-8677 東京都新宿区西新宿1-24-2
交通 JR「新宿駅」下車、西口より徒歩5分/京王・小田急・地下鉄各線「新宿駅」下車、徒歩5分 都営大江戸線「都庁前駅」下車、徒歩3分/西武新宿線「西武新宿駅」下車、徒歩10分
交通URL http://www.kogakuin.ac.jp/map/shinjuku/index.html
次第
13:30~15:15 通常総会
1. 開会の辞
2. 2007年度事業及び会務報告
3. 2007年度収支決算報告
4. 2008年度役員の選任
5. 会長挨拶
6. 定款・規程類の新設及び変更
7. 2008年度事業計画の提案と審議
8. 2008年度収支予算の提案と審議
9. その他
10. 質疑
11. 閉会の辞
学会賞(論文賞、学術奨励賞、研究会賞)授与式
15:30~17:00 「情報福祉と対話言語」
千葉大学 教授
市川 熹 氏

[議事録]
議長 渡辺 会長
進行 森本 総務担当理事
作成 福本 総務担当理事
内容

特定非営利活動法人ヒューマンインタフェース学会の2007年度通常総会が3月14日に工学院
大学で開催されました。
最初に森本総務担当理事より、総会出席者数22名、委任状135名で、社員数1423名の10分の
1以上を満たしており、総会が成立した由の報告がありました(※定款第26条に基づく)。
以下に総会の内容を報告致します。

1. 2007年度事業報告
土井副会長より、2007年度の事業について下記の報告があり、全会一致で承認されました。

・特別講演会(2007年3月2日)於:キャンパスプラザ京都
 西田正吾氏(大阪大学)「次世代HI技術の展望と学際融合時代におけるHI分野の活性化」

・ヒューマンインタフェースシンポジウム2007(2007年9月3日-6日)於:工学院大学
 大会長:長嶋祐二氏(工学院大学)
 発表件数:256件(一般発表212、対話発表44)
 参加者:シンポジウム763名、講習会95名
 特別講演:「ユビキタス時代のユニバーサルデザイン」
 ・「NTTドコモのユニバーサルデザイン」中村吉伸氏(株式会社NTTドコモ)
 ・「Realizing Potential by HI」 加治佐俊一氏(マイクロソフト株式会社)

・ヒューマンインタフェース学会研究会:
 ・第42回(2007年3月9日)「聴覚障害者のためのヒューマンインタフェースおよび一般」
於:筑波技術大学天久保キャンパス 参加者37名
 ・第43回(2007年5月24日-25日)「コミュニケーション支援および一般」
於:OIST Seaside House 沖縄 参加者56名
 ・第44回(2007年6月4日-5日)「人工現実感および一般」
於:東京大学山上会館 参加者147名
 ・第45回(2007年11月21日-22日)「ウェアラブル&ユーザビリティおよび一般」
於:東大先端科学技術研究センター 参加者67名
 ・第46回(2007年12月5日-6日)「福祉工学および一般」
産総研臨海副都心センター 参加者86名

・ヒューマンインタフェース学会専門研究会:
 ・ノンバーバルインタフェース専門研究会:第42回研究会テーマ担当
 ・共生システム専門研究会:第43回研究会テーマ担当、他研究談話会2件
 ・アクセシブル・インタフェース専門研究会:第46回研究会テーマ担当、他研究談話会等5件
 ・ユーザビリティ専門研究会:第45回研究会テーマ担当、他セミナー等14件
 ・ユビキタスインタフェースとアプリケーション専門研究会:第45回研究会テーマ担当、他2件

・セミナー:
 ・Spring Seminar(2007年5月31日)「人の活動データを設計・工学研究に活かす」
於:味覚糖UHA館 参加者42名

・学会誌と論文誌(合冊)の発行:Vol.9、No.1-4、論文数58件
・学会ウェブサイト運営:トップページ月間ヒット数15,833(2008年1月期サンプル)
・ニュースレター配信:ヒューマンインタフェース学会ニュースレター
(毎月配信Vol.7、No.1-12)、HCI International NEWS、セミナー等の各種告知
・表彰:第7回論文賞3件、第8回学術奨励賞5件、第3回研究会賞2件
・横断型基幹科学技術研究団体連合への参加:第2回横幹連合コンファレンスへ幹事学会として参加
・合同アーカイブIMT(Information and Media Technologies)への参加
・内外の関係機関との連携、および交流について:協賛51件
・各種会議:通常総会1回、理事会5回、評議員会1回、会誌委員会4回、論文誌編集委員会2回、
ヒューマンインタフェースシンポジウム2007実行委員会4回、ヒューマンインタフェースシ
ンポジウム2008実行委員会3回、電子広報委員会3回、研究会委員会4回、事業委員会1回、
国際リエゾン委員会1回、ヒューマンインタフェース学会10周年記念事業委員会1回

・2007年度会務報告:
 ・会員の現状(正会員1163、学生会員178、購読A会員28、購読B会員32、賛助会員27、計1428)
 ・会員の入退会状況(2007年1月1日~12月31日で入会137、退会89)
 ・事務局の現状(有限会社セクレタリアットに外部委託を継続)
 ・役員選挙(はがき投票と併せてインターネットを用いた電子投票を実施)。
なお、会務報告の中で提案された、50名(内学生会員16名)の保留会員についての除名を含め、
全会一致で承認されました。

3.2007年度収支報告
旭財務担当理事より、2007年度の収支の報告がありました。
・当初若干の赤字を想定していたが、会費の回収が良好であったことや、シンポジウムの参加者が
多かったことから結果的に黒字となったこと、財産について負債はなく、ほとんどが流動資産
であること、などについて説明がありました。
・西田監事より、2月1日に2名の監事が監査を実施し、会計ならびに理事の業務執行が適正に執行
されていたとの報告がありました。
以上、全会一致で承認されました。

4.2007年役員選挙
土井選挙管理委員長より、2007年度の役員選挙の過程および結果について報告がありました。
・2007年11月30日に開票。投票総数338票。有効313票、無効25票。投票率は28.7%でした。
・インターネットによる電子投票が72.8%を占めており、来年は電子投票に一本化したい旨の説明
がありました。
以上、全会一致で新役員及び新評議員が承認されました。

5.会長挨拶
渡辺会長より、退任に際しての挨拶がありました。
・2年前の会長就任時、「楽しむ・HI学の体系化・会員数2000名」を挙げたこと、特に2006年度の
シンポジウムは赤字覚悟で行ったが、結果的に大盛況&黒字で非常に楽しめたこと、「HI学体系
化」では、横幹連合のテーマの中の「HI学の革新」を、ヒューマンインタフェース学会主導で行
うことになったこと、会員数は(少しだが)伸びたことなどを語られました。

6.新会長挨拶
椹木新会長より、会長就任の挨拶がありました。
・もとは機械工学が専門で、HI研究を始めたころは周囲の理解が少なくて苦労したが、今や「専
門はHI」と言えば理解されるようになり、認知も進んできたこと、横幹連合関係では、「アカデ
ミックロードマップ作成」を目指し委員会を開いてきたが、特に人間と環境との関係性が重要な
ので、今後、ヒューマンインタフェース学会が主導して作成して行きたいなどの抱負が語られま
した。

7.2008年度活動計画
土井副会長より、2008年度の活動計画について説明がありました。
・特別講演会:市川熹氏(千葉大学 グランドフェロー)「情報福祉と対話言語」
(2008年3月14日 工学院大学)
・10周年記念事業:渡辺委員長の下にWGの立ち上げ
・ヒューマンインタフェースシンポジウム2008:9月1日-4日
(大阪大学コンベンションセンター)
・セミナーの開催:年2~3回予定
・学会誌と論文誌(合冊):4回予定
・学会ウェブサイトの運営
・ニュースレターの配信:毎月配信予定
・ヒューマンインタフェース学会研究会:6回予定
・ヒューマンインタフェース学会専門研究会:ユーザビリティ専門研究会の活動は「人間中心設
計推進機構」に移るが、引き続きリエゾンとして積極的に関わっていく。
・横断型基幹科学技術研究団体連合への参画:
・受託研究:申込に応じて随時実施予定
・表彰:学会賞(論文賞3件以内・学術奨励賞5件以内・研究会賞2件以内)を総会において表彰
・内外の関係機関との連携および交流:協賛は約50件を予定
・諸会議の予定(数字は開催予定回数):通常総会(1)・理事会(5)・評議委員会(2)・会誌委員
会(5)・論文誌編集委員会(2)・研究会委員会(2)・事業委員会(2)・電子広報委員会(2)・HI
シンポジウム2008実行委員会(3)・HIシンポジウム2009実行委員会(2)・国際リエゾン委員
会(3)・HI学会10周年記念事業委員会(3)
以上、全会一致で承認されました。

8.2008年度予算
下田財務担当理事より、2008年度の予算について説明があり、全会一致で承認されました。
・10周年記念事業費用として、学会ウェブページのリニューアル等に500万円計上していること
などの説明がありました。

9.名誉会員の推薦
渡辺会長より、西田正吾氏を名誉会員として推薦したいとの提案がありました。
・西田氏はCSCW研究のパイオニアであり、この他にも緊急時コミュニケーション支援・感性情報
工学・VR技術によるエンターテインメント工学・アートと工学の融合領域などを切り開いてこら
れたこと。SICE-HI部会時代から本分野の発展に大きく貢献されたほか。複数の学会のリエゾンに
も尽力されたことなどが紹介されました。
本件は全会一致で承認されました。この後西田氏より挨拶がありました。

以上、通常総会の全議事の審議が行われ、すべて提案通りに議決されました。