特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会

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セミナー内容

第12回

「Winter Seminar『ヒューマンインタフェース研究のための生理計測実験の基礎』のご案内」


主催 ヒューマンインタフェース学会 事業委員会
テーマ ヒューマンインタフェース研究のための生理計測実験の基礎
概要と狙い ヒューマンインタフェース研究では、システムの設計指針の策定やプロトタイプの評価などのために、主観評価やパフォーマンス評価などだけでなく、生理的な指標を計測してみたいと思う方は多いと思います。生理指標の計測は、実験者の主観に左右されずに定量的で連続的なデータを取得して評価を行うことができる有用な手段です。しかし、その一方で、何が計測できるのかわからない、どのような実験を行えばよいのかわからないなどの疑問点をお持ちの方も多いのではないでしょうか。今回、ヒューマンインタフェース学会では、生理計測実験に関する基本的な考え方から、実験の方法、計測時の注意点やノウハウなどを専門家からご教授いただき、生理計測実験に対する理解を深めていただこうとセミナーを企画しました。さらに、自律神経系、視覚系指標の計測にスポットを当て、具体的な計測についてお話しいただきます。実際に生体計測実験に携わっている方にも、計測のための正しい知識を取得していただく機会を提供できるものと思います。本セミナーは、ヒューマンインタフェース学会誌の基礎講座「生理実験入門」に基づいた内容になっています。当該分野の研究者に広く受講をお勧めします。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
講 師

大須賀 美恵子(大阪工業大学)
下田 宏(京都大学)

セミナー内容

1. 生理計測実験における基本的要件と自律神経系指標の計測   講師:大須賀 美恵子(大阪工業大学)
生理計測実験の目的、なぜ生理計測を行うのか、何をどう測るかなど、生理計測実験全般についてその基本的な考え方について概説する。倫理的な問題についても取り上げる。さらに、生理的な指標の一つである自律神経活動・呼吸活動関連の指標の計測について紹介する。具体的には、心電図、血圧、脈波、呼吸、皮膚電気活動、皮膚温について、計測方法や得られる指標の求め方と意味、注意点について解説する。

2. 視覚系指標の計測  講師:下田 宏(京都大学)
「目は口ほどにものを言う」や「目は心の窓」と言われるように、目はそのヒトの状態や考えていることを反映することが多い。本講習では、視覚の構造と動きのメカニズム、眼球運動、瞳孔運動、瞬目の測定方法、およびその特徴と注意点について解説する。さらに、これらの視覚系指標と精神活動との関連について述べる。

日 時

2005年12月19日(月) 13:30(受付開始13:00)~17:30(終了)

会 場

ぱ・る・る プラザ京都 6階 会議室6   
〒600-8216 京都市下京区東洞院通七条下ル東塩小路町676番13、Tel 075-352-7444
http://www.mielparque.or.jp/kyt/kyt01.html

交 通

JR京都駅烏丸中央口から東へ徒歩3分

申 込

ヒューマンインタフェース学会事務局
〒600-8815 京都市下京区中堂寺粟田町93 京都リサーチパーク6号館 304号室
TEL:075-315-8475/075-326-1331 FAX:075-326-1332
Email:seminar@his.gr.jp

募集人員数

約70名(先着順)

時間割

13:00 開場 受付開始
 
13:30-14:00 生理計測実験の基本的要件 (大須賀 美恵子 先生)
 
14:00-15:30 自律神経系指標の計測    (大須賀 美恵子 先生)
 
15:45-17:15 視覚系指標の計測       (下田 宏 先生)
 
17:15-17:30 質疑応答

参加費

正会員・賛助会員 10,000円/一般非会員 12,000円/学生会員 2,000円/学生非会員 4,000円