特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会
論文誌特集
- 「コミュニケーションと身体性」への論文投稿のご案内
- (2003年5月発行予定)
日々の生活の中では,「伝えようとしても伝わらない」ことがある一方で,「伝えようとしなくとも伝わってしまう」ということを数多く経験します.混みあった電車の中で,お互いの姿勢や足の置き場所を調整しあう.そんな何気ない関わりの中で,相手の気持ちが伝わってきたり,自分の性格を再確認したりします.いま,インタフェースの研究に必要なことは,こうした日常性の再発見なのかもしれません.「大切な話だから,今度顔を合わせたときにでも…」といったコミュニケーション行動は,現時点でのインタフェースやメディアの限界を如実に物語るものです.また,「伝えようとして伝わらない」といったコミュニケーション機器とユーザーとの間にあるコミュニケーション不全は,その多くが身体レベルでの調整過程の欠如に起因していると考えられます.
本特集では,これらの観点から私たちの日常でのコミュニケーションの基底にある,身体的な調整過程や身体知,暗黙知,あるいは関係論的なコミュニケーション,ノンバーバルコミュニケーションなど,インタフェース研究の周辺でのコミュニケーションと身体性にまつわる研究論文を幅広く募集します.本特集では特に,理論,仮説,検証,考察など従来の研究論文の枠組みに拘らず,思弁的な議論や萌芽的なアイディア,実世界にあるインタフェースシステムに対する問題提起,あるいは実装レベルでのアイディアなど,次世代のインタフェース研究に真にブレークスルーをもたらす新知見や新概念の提案を歓迎いたします.
募集する論文は,以下のトピックに代表されるコンセプト,モデル,手法,実装レベルでの論文ですが,コミュニケーションと身体性に関する論文であれば幅広く取扱います.
* 身体的,関係論的なコミュニケーションのモデル
* ノンバーバルコミュニケーション
* インタフェースにおける志向姿勢,愛着行動,向社会的行動
* 社会的相互行為における調整機構
* インタフェースにおけるアウェアネス
* ロボティック・インタフェース
* トーイ・インタフェース
* 遊び心に学ぶインタフェース
* 次世代のインタラクティブシステムのデザイン・デバイス・評価法
* 身体知・暗黙知,身体的な技能・知覚のモデル
* インタフェース研究におけるコミュニケーションと身体性に関する基礎理論
論文誌編集委員会
2002-10-31 必着
通常の論文と同一とし,刷り上がり6ページを基準とします.投稿論文の表紙に「コミュニケーションと身体性」と朱記し,原稿4部と他の必要書類を下記の原 稿送付先にお送りください.なお,採録論文が本特集の予定件数を超えた場合には,一般論文として掲載することがありますので,あらかじめ御了承ください.
〒600-8815 京都市下京区中堂寺粟田町1
京都リサーチパーク6号館304号室
ヒューマンインタフェース学会事務局
TEL:075-315-8475/075-326-1331
FAX:075-326-1332 E-mail: paper@his.gr.jp
大須賀美恵子(大阪工業大学)
岡田美智男(ATR)
片井 修(京都大学)
椎尾一郎(玉川大学)
塩瀬隆之(神戸大学)
(50音順)
岡田美智男(ATR)
片井 修(京都大学)
椎尾一郎(玉川大学)
塩瀬隆之(神戸大学)
(50音順)

