特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会

論文誌特集

「「楽しく・自分らしく」を支える
「医療・健康・福祉・介護」のインタフェ ース」への論文投稿のご案内

（2018年5月発行予定）

　現代日本における医療・健康・福祉・介護の取り組みは、社会の中で自分らしく楽しく生活し、自分ができること・やりたいことを実現するという1人1人の自己実現を支える取り組みであると言えます。医療・健康の領域では、セルフケアや在宅ケアといった考え方に注目が集まっています。セルフケアとは個人が自立的に生命や健康生活を守ろうとして行うウォーキングや食事に気をつかう事などであり、これにより安定した日常生活を営むことができます。在宅ケアとはできる限り住み慣れた地域で必要な医療・介護サービスを受けながら安心して自分らしい生活をしようという試みです。福祉領域では、障害がある人たちが不自由なく暮らし、地域の一員としてともに生きる社会作りを目指して様々な取り組みが進められてきています。そして医療・健康・福祉・介護における支援活動は人と人とのコミュニケーションがベースです。そのため、支援を受ける側だけではなく、支援をする側も楽しく・自分らしく活動できるようにするための基盤構築が必要になります。この特集号では、「楽しく・自分らしく」生きる人を支える医療・健康・福祉・介護領域のインタフェース研究をお待ちしています。
　医療・健康・福祉・介護の領域では様々な理由から論文にまとめるまでに時間がかかる事があると思います。今回の特集号では、原著論文はもちろん、ショートノートも歓迎します。ショートノートは研究・技術上の新しい成果の速報、または技術上の新しい提案です。後日、その詳細を原著論文として投稿することができます。若手研究者や学生の皆さんの中には医療・健康・福祉・介護に対する新しい研究課題や技術応用の提案といった新しいアイディアをお持ちの方も多いと思います。この機会に自分のアイディアを発信してみませんか。若い皆さんが思い描く未来を特集号で紹介したいと思います。皆さまのご投稿をお待ちしています。

論文誌編集委員会

2017年10月31日(火)　

　亀山 研一（帝人ファーマ）
　苅田 知則（愛媛大学）
　黒田 嘉宏（大阪大学）
　黒田 知宏（京都大学）
　近井 学（産業技術総合研究所）
◎布川 清彦（東京国際大学）
　細野 美奈子（産業技術総合研究所）
　山川 仁子（尚絅大学）
　若月 大輔（筑波技術大学）
　（50音順　◎印は編集委員長、○印は副委員長）