特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会

論文誌特集

「社会・サービス関連」への論文投稿のご案内

（2017年8月発行予定）

近年、ヒューマンインタフェース領域でも、従来からのインタフェース／イ ンタラクションだけではなく、社会システム全体の中での人とシステムとの共生やサービスの あり方などに取り組むことの重要性が改めて認識するようになってきました。また、人の行動 をアクチュエートする研究やサービスデザインの研究など、このテーマに対して多くの研究が 行われてきています。そこで、今回、「社会・サービス関連」というテーマで論文特集を組む ことにいたしました。しかし、一言で「社会システム」、「サービス」と言ってもあまりにも 幅が広すぎるので、とらえどころがなくなってしまいます。
　そうかといって、テーマを限定してしまうと、編集委員会で枠を決めてしま っているようで、幅広い議論にはなりません。
　そこで、ここでは、評価手法や開発プロセスなどに留まらず、
・「社会におけるサービス」
・「ソーシャルインタラクション」／「地域情報インタラクション」
・「（社会において不可欠な）法／法律と人間」
・「社会システムやサービスを支えるテクノロジー」
・「サービスを支えるヒューマンインタフェース」
といった、社会の問題への取り組みというマクロな視点での「社会・サービ ス」 の研究を対象とします。
　一般に「サービス関連」というキーワードを考えたときに、必ずしも技術の 話だけではなくなるため、間口はかなり広がると思います。そのため、仮説検証的な論文だけで なく、課題発見的な論文も受け入れていく方針で考えております。
　社会サービスの検証は余程大がかりな実験をしない限り、検証は難しいでし ょうが、新しいサービス提案やビジネスモデル的な内容も、論理的に考えられていればよいの ではないでしょうか？実験で検証されていなくても、論理的な説明で信頼性があると判断できれ ば積極的に採録していければと思います。
　このように、従来とはやや異なる論文募集となりますが、多くの方からの多 様な研究の投稿をお待ちしております。

論文誌編集委員会

2017年2月13日(月)　必着（延長しました）

牛尼 剛聡（九州大学）
小川 克彦（慶應義塾大学）
河野 純大（筑波技術大学）
羽渕 由子（徳山大学）
◎福住 伸一（NEC）
他、数名程度を予定
（50音順　◎印は編集委員長）