特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会

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投稿案内

論文誌特集
「ディスプレイ再考」への論文投稿のご案内
(2015年8月発行予定)

 ヒューマンインタフェースにおいて、ディスプレイはこれまでさまざまな形・
機能でユーザに便利さや楽しさ、驚きを提供してきました。ディスプレイの要素
技術は、高精細化、タッチパネル化、フレキシブル化へと進化しています。一方、
用途としては、よりリアルな没入感のある情報表現、建造物へのプロジェクション
マッピングやヘッドマウント・ディスプレイを始めとした拡張現実、腕時計型端末
などのウェアラブル化への急速な広がりが見られます。ま た、ディスプレイは、
視覚的にバーチャル世界を実世界に現出させるだけでなく、ユーザの触覚など複数
の感覚を刺激し、新たな体験を提供する無限の可能性を秘めたインタフェースで
あり続けています。
 本特集では、インタフェースとしてのディスプレイの魅力を改めて発信すること
を目的としています。新規アイデアはもとより、従来技術を見直し、組合せ、
再評価することで新たなインタフェースとして生まれ変わらせ、世に問う機会とも
なることを期待しています。
 我々は、子供からお年寄りまで、屋内でも、屋外でも、さまざまなディスプレイ
に囲まれ生活しています。生活必需品からエンタテインメント、航空機や自動車等
の移動手段、さらには医療や福祉の分野に至るまで、ディスプレイ無しの生活は
もはや考えられない程、普及しています。しかし、すべてがユーザあるいは環境に
とって優しいものとは言えないのではないでしょうか。もっとユーザに感動を与え
られる新しいディスプレイが考えられないでしょうか。あるいは、既存技術を組み
合わせたり、ちょっとした改善をしたりするだけで、我々の生活がより豊かに、
また安全・快適になる可能性もありそうです。
 以上を鑑み、本特集は「ディスプレイ再考」と題し、以下のようなテーマでの、
インタフェースとしてのディスプレイに関連する、人間の認知・心理的な視点をも
含むような幅広い切り口からの論文を募集致します (下記のテーマには限りません)。
皆様からの積極的なご投稿をお待ちしております。

論文誌編集委員会

論文投稿締切日

2015年1月31日(土) 

論文募集分野

●表現・提示法の再考

・投影型ディスプレイ(立体型ディスプレイ)

・超臨場感ディスプレイ、3Dディスプレイ

・ヘッドマウント・ディスプレイ

・力触覚ディスプレイ

・マルチモーダルインタフェース、立体音響システム

 

●使い方の再考

・ディスプレイを基にした情報表現、・情報可視化

・複数ディスプレイの連携・協調

・バーチャルリアリティ、テレイグジスタンス、複合現実感

・入力機器としてのディスプレイ(タッチ・ディスプレイ、ペン入力ディスプレイ)

・ユビキタスコンピューティング・ウェアラブルコンピューティング

・実世界指向ディスプレイ

 

●ヒューマンファクターからの再考

・子供やお年寄りに優しいディスプレイ

・環境(eco)に配慮したディプレイ

・ユーザの健康に配慮したディスプレイ

・従来ディスプレイの再評価

・家電としてのディスプレイ

特集号編集委員

 伊藤 貴之(お茶の水女子大学)
 伊藤 雄一(大阪大学)
 井野 秀一(産業技術総合研究所)
○井村 誠孝(大阪大学)
 木村 朝子(立命館大学)
 嵯峨 智(筑波大学)
 椎尾 一郎(お茶の水女子大学)
 下田 宏(京都大学)
 谷川 智洋(東京大学)
 原田 悦子(筑波大学)
 福住 伸一(NEC)
○渡辺 昌洋(NTT)
◎綿貫 啓子(シャープ)
 (50音順 ◎印は編集委員長、○印は副委員長)