特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会

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2015年度通常総会、学会賞授与式および特別講演会のご案内

[案内]
会長 大須賀 美恵子
開催日 2015年3月11日(水)
時間 3月11日(水)14:30〜17:00
概要

拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
日頃より本学会の活動にご高配賜り、誠にありがとうございます。
さて、本学会の2015年度通常総会を、以下の要領にて開催致しますのでご案内申し上げます。
総会に引き続いて、ヒューマンインタフェース学会賞(論文賞、学術奨励賞、研究会賞)の授与式ならびに特別講演も開催されますので、会員の皆様には奮ってご出席下さいますようお願いいたします。 敬具

会場 常翔学園 大阪センター 301・302
会場住所等 〒530-0001 大阪市北区梅田3-4-5 毎日インテシオ3F
交通 JR大阪駅 徒歩10分
交通URL http://www.josho.ac.jp/facility/osakacenter.html
次第
14:30~15:50 通常総会
1. 開会の辞
2. 会長挨拶
3. 2014年度事業及び会務報告
4. 2014年度収支決算報告
5. 2014年度監査報告
6. 定款変更の審議
7. 規定類の新設および変更の報告
8. 2015年度役員選任の審議
9. 2015年度評議員選任の報告
10. 2015年度事業計画の提案と審議
11. 2015年度収支予算の提案と審議
12. 名誉会員の推薦提案および審議
13. その他
14. 質疑
15. 閉会の辞
学会賞(論文賞、学術奨励賞、研究会賞)授与式
16:00~17:00 特別講演会 「常識を超えて実現するイノベーション」
情報通信研究機構
土井 美和子 氏
17:30~ 懇親会(有料:事前申込制)
レストラン&ラウンジ 翔(毎日インテシオ3F)
参加費:3,000円
※参加をご希望の方は事務局:his-secretariat[@]his.gr.jpへ
3/2(月)までにご連絡下さい。

[議事録]
議長 大須賀 会長
進行 石井 総務担当理事
作成 高橋 総務担当理事
内容

特定非営利活動法人ヒューマンインタフェース学会の2015年度通常総会が3月11日に常翔学園大阪センターで開催されました。

開会に先立ち、東日本大震災の犠牲者を追悼し黙祷を行った後、石井総務担当理事により、開会が宣言されました。

最初に大須賀会長より、総会出席者数41名、委任状189名で、社員数1,083名の10分の1以上を満たしており、総会が成立した由の報告がありました(※定款第26条に基づく)。以下に総会の内容を報告致します。

 

 

2. 会長挨拶

大須賀会長より挨拶があった。当初は2000名を目指していた。しかし、その後会員数はそれほど伸びていないが、その規模をあえて目指す必要はないと考えている。そういう状況の中で、実質的な活動に参加して頂けるアクティブな会員を増やす方向で考えているとの説明があった。

 

3. 2014 年度会務報告

浅野総務担当理事により、2014年度の会務報告があった。会員の状況については以下の通り。

2014年12月31日時点で、正会員1126名,学生会員118名

会員の入退会状況

入会94、退会56(2014年1月1日~12月31日)

事務局の現状としては、業務の外部委託を継続(有限会社セクレタリアット)している。

役員選挙はインターネットを用いた完全電子投票を実施している。

以上、全会一致で承認された。

 

4.事業報告

・総務財務委員会(浅野理事)

昨年度から引き続き、学会運営における事業全般を精査し、財務体質の改善に取り組んだ。

特に以下の二点を重点的に実現した。

1.メール審議の細則を定め、理事会の間の期間での迅速な対応を可能とした。

2.電子会議システムを導入し、理事会、委員会の出席率向上に取り組んだ。

・ヒューマンインタフェースシンポジウム委員会(渋谷理事)

ヒューマンインタフェースシンポジウム2014を9月9日~12日、京都工芸繊維大学にて実施。

今回は通算30回目で、それに関連したワークショップも開催した。

大会長:森本一成

(京都工芸繊維大学)

発表件数:203件(一般発表136件、対話発表67件)

参加者数:518名

2015年は公立はこだて未来大学、2016年は東京農工大学で開催予定、2017年は大阪工業大学で実施予定。

・会誌委員会(河野理事)

2014年2月号より特集記事のみ部分的にカラー化を開始。シンポジウム30回記念特集を今年度8月号に組んだ。

・論文誌編集委員会(木村理事)

論文誌編集委員会では、通常業務として投稿論文の査読、特集の企画をおこなった。2014年度は、「ヒューマンセンシングとその応用」、「行動解析とその応用」、「クラウドインタラクション」の3件の特集を企画し、15件の一般投稿論文と14件の特集号論文を掲載した。今後発行を予定している特集「コンテンツインタラクション」,「『いい加減』なインタフェース」、「ディスプレイ再考」に関しては投稿数も多く充実した内容が期待される。論文誌のマルチメディア化に関しても議論を行っている。

・研究会運営委員会(藤田理事)

SIG(専門研究委員会)の活動をサポートしている。

ヒューマンインタフェース学会研究会として10回開催(第108回~第117回)、と2回の研究談話会を実施(総発表数:149 件、総参加者数:429名)、2013年度から導入された研究会参加費による年間収入は、88,000 円であった。このほか、研究会賞授賞候補の選考をおこなうとともに、優秀な発表に対して論文誌への投稿を推薦した。

2014年度は、年度末をもってインタラクションのデザインと評価専門研究委員会(SIGDE)が活動を終了し、2015年度からの安全管理支援技術専門委員会(SIGMAS)とユーザエクスペリエンス及びサービスデザイン専門研究委員会(SIGUXSD)の設置を承認した。

2015年度は、専門研究委員会の増加によって、より活発な研究会活動が展開される見通しである。

・事業・企画委員会(椎尾理事)

2014年11月30日に首都大学東京秋葉原サテライトキャンパスにて、第24回ヒューマンインタフェース学会セミナーを開催した。題目は「検定力分析入門-有意差がでただけで喜んでいませんか-」で、統計的検定の基礎的概念の理解を目的としたワークショップを交えて開催した。来年度以降のセミナー開催方法などについて検討を行っている。

・電子広報委員会(米村理事)

現行のサーバの運営を中心として活動を行った。

学会ウェブサイトの更新を随時行い、学会からの情報発信を実施した。学会内の各委員会からCMSに対する改修要望を収集し、横断的な要望に関しては工期および費用的に対処可能な改修を行った。

News Letter の編集・発行に関しては、定期的な発行を行うと共に、即時性を要求される臨時News Letterの編集・発行も行った。特に、臨時News Letter については即時性が求められることが多く、担当委員の負担が大きい。このため、来年度以降は運用体制(役割分担や運用ルール等)の改善が課題である。

MLの運用管理を行ってきた。特に新年度にメンバーが替わった場合にその対応を行った。

・国際リエゾン委員会(五福理事)

ヒューマンインタフェースに関連する国際学会に関して情報を収集し開催情報をホームページ上で情報公開している。学会ホームページを英語で紹介する準備を進めている。

以上、全会一致で承認された。

 

5. 2014年度収支報告

高橋財務担当理事より、2014年度の収支の報告があった。今年度からの会費の値上げに伴い収入は増えており、シンポジウムも黒字を出しており、学会全体の財務状況は改善されている。今後はシンポジウムの黒字に頼らないような方向で財務運営をしていく方向で考えている。

・単年度収支は黒字(\2,864,761)であり、次年度繰越金は\14,768,648 となった。

繰越金が大幅に増えることは望ましくないので、20 周年記念事業を念頭に置いて基金化の検討を行っていく予定である。

以上、全会一致で承認された。

 

6. 2014 年度監査報告

渡辺監事より2014年度の監査報告があった。

・2月7日に2名の監事が監査を実施。2014 年度の会計ならびに理事の業務執行の適正を確認。

以上、全会一致で承認された。

 

7.定款変更の審議

大須賀会長より定款を一部変更する説明があった。

1) 事務局との業務委託契約の変更に伴う事務局の場所の変更。

「定款第2条

本法人は、事務所を京都市下京区中堂寺粟田町93番地 京都リサーチパーク6号館に置く。」

2) 産業界からの積極的に賛助会員の中から評議員を選べるように、評議員の条件の変更。

「定款第18条

本法人には、評議員を置く。評議員は、理事会の推薦する者を会長が委嘱する。」

以上、全会一致で承認された。

(定款第43 条により総会における出席者の4 分の3以上の議決をもって認める。)

 

8.規定類の改訂の報告

浅野総務担当理事よりヒューマンインタフェース学会賞規定の改定について報告があった。

「第8条

第7条の審査委員会は論文賞の授賞候補を3件以内、奨励賞の授賞候補を5件以内、研究会賞の授賞候補を3件以内において選定し、順位と理由を付して理事会に報告する。

 

9. 2015 年度役員選任の審議

和氣選挙管理委員長代理より、2015 年度役員選挙過程および結果について報告があった。

2015年度の学会役員の改選副会長1名、理事8名、監事1名の改選を行った。5~6月に推薦を経て立候補頂いた計10名に関して10月に全正会員に対して投票を依頼。電子投票にて投票を実施。

開票は2014年11月6日に実施。投票総数209票、投票率20.4%。10名が新役員候補者として選出され、報告された。

以上、全会一致で新役員が承認された。

 

10. 2015年度評議員選任の報告

大須賀会長より賛助会員からの選出の三名を含む評議員について報告があった。

 

11.2015年度事業計画案の提案

大須賀会長から2015年度の事業計画について説明があった。学会費の値上げ、経費節減努力により単年度黒字が実現でき、学会の財務状況は改善されているが、これに慢心せずに定型業務の電子化目指し長期的な検討を行いたい。シンポジウムに積極的に参加したり、積極的に論文投稿して頂くアクティブな会員の増加を目指したい。昨年来、会員のニーズをくみ上げる仕組み、会員の情報発信の仕組みの強化に取り組んできたが、ニーズをくみ上げる仕組みは難しく実現していないのが現状で、今年も継続的に検討していきたい。ML に関しては活用されているようであるが、情報の案内に留まっており、議論の受け皿になるような仕組みを検討していきたい。論文誌の改革に関しては、マルチメディア化、査読の電子化に関しても継続して検討していきたい。数年後にwebsiteのリニューアルをする可能性を踏まえた検討、情報保障の方法の検討、倫理指針の運用の見直し、企業との連携を深める方策の検討(まずは、企業所属の理事や評議員を増やすなど)を重点課題として取り上げ、ワーキンググループをつくって進めて行く。2019年の20 周年に向けての事業を前提として基金の立ち上げも検討していく予定である。

その他の事業に関して石井理事より説明があった。

・ 特別講演会

2015年3月11日(水)

「常識を超えて実現するイノベーション」 情報通信研究機構 土井 美和子氏

・ヒューマンインタフェースシンポジウム2015

日時:2015年9月1日(火)~4日(金)

会場:公立はこだて未来大学

・セミナーの開催:年1回開催予定

・学会誌:4回発刊予定

・論文誌:4回発刊予定(オンラインジャーナル)

・学会ウェブサイトの運営(現状のWebの改善)

・ニュースレターの配信:毎月配信予定

臨時NLの発行

・ヒューマンインタフェース学会研究運営委員会:第119回~第131回(12回予定)

・横断型基幹科学技術研究団体連合への参加

・学会合同英文誌IMT(Information and Media Technologies)への参加

・受託研究:申込に応じて随時実施予定

・表彰:学会賞(論文賞3件以内・学術奨励賞5件以内・研究会賞3件以内)を総会において表彰

・内外の関係機関との提携および交流:協賛は約50-60件を予定

・ 諸会議の予定(数字は開催予定回数):通常総会(1)・理事会(5)・評議員会(2)・総務財務委員会(4)・会

誌委員会(5)・論文誌編集委員会(2)・研究会運営委員会(2)・事業・企画委員会(2)・電子広報委員会(2)・

HI シンポジウム2015 実行委員会(2)・HI シンポジウム2016 実行委員会(2)・国際リエゾン委員会(3)

以上、全会一致で承認された。

 

12.2015年度予算提案

竹内財務担当理事より2015年度予算(素案)について説明があり、全会一致で承認された。

セクレタリアットとの契約内容の変更に伴う、家賃・光熱費等の支出の変更があり、新たに事務局維持管理費がかかることになるが、全体としては学会の支出は減る方向になる。

繰越金が1500 万円程度となっており、今後特定の事業を想定した基金化を検討している。

シニア会員制度の導入を視野において特別会費の導入を検討している。

 

13.名誉会員の推薦提案

大須賀会長より岡本明氏を名誉会員候補として推薦する報告があった。

全会一致で承認された。引き続き名誉会員証の授与が行われた。

 

14.その他

なし

 

15.閉会の辞

石井総務担当理事により閉会が宣言された。

 

 

以上、通常総会の全議事の審議が行われ、すべて提案通りに議決された。