特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会
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2016年度通常総会、学会賞授与式および特別講演会のご案内
会長 | : | 大須賀 美恵子 | ||||||
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開催日 | : | 2016年3月9日(水) | ||||||
時間 | : | 3月9日(水)14:00〜17:00 | ||||||
概要 | : | 拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。 |
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会場 | : | 同志社大学 東京オフィス | ||||||
会場住所等 | : | 〒104-0031 東京都中央区 京橋2丁目7番19号 | ||||||
交通 | : | JR「東京」駅八重洲南口から徒歩6分 地下鉄東京メトロ銀座線「京橋」駅 6番出口から徒歩1分 東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅 7番出口から徒歩3分 | ||||||
交通URL | : | http://tokyo-office.doshisha.ac.jp/access/map.html | ||||||
次第 | : |
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議長 | : | 大須賀 会長 |
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進行 | : | 高橋 総務担当理事 |
作成 | : | 大井 総務担当理事 |
内容 | : | 1. 最初に高橋総務担当理事により、総会の成立に関しての説明があり、社員数(2016年3月9日現在、正会員および一般会員の合計 1042名)の10分の1以上(総会出席者36名、委任状159名)の出席者により会議が成立したとの報告があり(定款第28 条に基づく)、開会が宣言された。
2. 会長挨拶 大須賀会長より挨拶があった。アクティブな会員増をめざすことを念頭に活動させて頂いた。会員増加策を検討したが、残念ながら現在の会員数は1042名で1年でほぼ100名減少している。財務体制は関係者の皆さんの努力により黒字化した。学会運営について色々改善したかったが、全部はやりきれず、次世代の方々に引き継ぐこととなった。今後はアクティブな会員として学会に関わっていきたい、とのご挨拶があった。
3. 2015 年度事業報告 2015年度の事業および会務報告が各担当理事から報告され、賛成多数で承認された。 ・会務報告:石井裕剛理事 会員の現状として正会員1026名、学生会員110名、購読A会員28名、購読B会員25名、賛助会員32名、会員総数1221名であることが報告された。また会員の入退会状況として入会数94、退会数129で減少傾向であり、会員数維持のための施策が必要。事務局についてはHI学会の独自性を保ちつつ雇用と業務継続の安定化を図る。役員選挙については、これまでと同様にインターネットを用いた電子投票を実施であることが報告された。 事業報告 ・総務財務委員会:椎尾理事 2015年度の収支として、¥627,480の黒字であった(前年度は¥322,701)。HIシンポジウムの黒字が主因。2016年度は学会Webのリニューアルなどを見込むため、黒字は減少する見込み。 ・ヒューマンインタフェースシンポジウム委員会:下田副会長 シンポジウム委員会の役割は、シンポジウム開催の支援と計画である。2015年のシンポジウムは角康之大会長のもと「イカすインタフェース」をテーマに公立はこだて未来大学で開催した。遠隔地であったが一般発表128件、対話発表85件、参加者500人規模で盛会であった。今回のシンポジウムでは講習はなく、8つものワークショップが開催された。2016年度は藤田欣也大会長のもと9月6日(火)~9日(金)に東京農工大学工学部(小金井キャンパス)で開催される。また2017年は大阪工業大学梅田キャンパスで開催予定。 ・会誌委員会:河野理事 会誌は年4回(2、5、8、11月)発行予定で、通常通り発行を実施。各号の特集は、「にこにこ学会β」「データジャケットを用いた市場型ワークショップの展開~産官学によるデータ利用価値の発見~」「セキュリティとヒューマンインタフェース」「SIGMAS kick off」であった。その他従来からの連載に加え、基礎講座「マシンラーニング」の連載を開始した。会誌での特集について希望があれば事務局か委員会まで伝えてほしい。 ・論文誌編集委員会:井野理事 2015年の論文誌としては、「コンテンツインタラクション」「『いい加減な』インタフェース」「ディスプレイ再考」「ユーザエクスペリエンス」及び「ヒューマンインタフェースシンポジウム2014推薦論文」の特集号を発行した。「高齢者」「感性」「生理・心理・メンタル」「社会・サービス」「交通・移動」をキーワードとする新たな特集号の原案を作成した。特集のテーマについて希望があれば伝えてほしい。また、論文のマルチメディア化、査読投稿システムと公開方法の電子システム化を検討した。具体的な公開方法として、J-STAGEの導入検討を行った。 ・研究会運営委員会:大久保理事 2015年は6つの専門研究委員会により第118回から129回までの12回の研究会と3回の研究談話会が開催された。研究会での総発表件数は177件、のべ参加者数は556名であった。 また2015年11月に3つの研究会を同じ会場で併催し、今年も参加者間の交流を図った。 2015年年末をもってバーチャルリアリティ・インタラクション専門研究委員会(SIGVR)が活動を終了、2016年からデバイスメディア指向ユーザインタフェース専門研究委員会(SIGDeMO)が設置される。2016年はより活発な研究会活動が展開される見通し。 ・事業・企画委員会:小野理事 2015年は、セミナーの実施形態の変更および広報企画の活性化について検討した。セミナーについては、従来の講演形式を改めワークショップ参加方式(ハッカソン、マッシュアップなど)への変更を企画し、HI2015において試行した。その結果多くの参加者が主体的に取り組むワークショップを開催でき、有意義であった。広報企画については様々なアイデアが出たが実施にはいたらず、2016年も継続審議することとなった。 HI2015において特別企画として、研究倫理WGの提案による「ヒューマンインタフェース分野における研究倫理」を実施し、横井孝志先生(日本女子大学)のご講演のあと出席者により活発な議論が交わされた。 ・電子広報委員会:和気理事 学会Webサイトの更新を随時行い、学会からの情報発信を実施した。学会Webサイトのリニューアルの検討が今年度より開始され、Webの使い勝手向上にむけ諸々の情報提供を行い、現状の問題をまとめるなどして議論に参加した。 毎月末発行のNews Letterの編集・発行を行い、各委員会からの案内、行事案内等を行った。また即時性を要求される臨時News Letter発行も適宜行った。また、各委員会および研究会で使用するMailing Listの新設・廃止処理も実施した。 ・国際リエゾン委員会:伊藤理事 関連する国際会議等の情報を学会員に案内するために、「関連国際会議のご案内」として学会Webサイトに掲載を行っている(2014年開催分は26件、2015年開催分は31件、2016年開催分は16件)。またHIS Newsletterでは、HCI International Newsのアップデート情報を発信している。一方、学会からの国際情報発信として、英語版Webページの作成に向けその目的を踏まえ日本版との連携を考慮しつつ検討を続けている。 ・研究倫理WG:大須賀会長 会長がリーダとなり、論文誌委員会、会誌委員会、研究会委員会、シンポジウム委員会より1名ずつ委員を選んで、研究倫理委員会を組織した。検討範囲は、人を対象とする研究の倫理的問題、多重発表に関する考え方、利益相反の3つとしたが、初年度である2015年は人を対象とする研究の倫理的問題についての検討に留まった。厚労省と文科省の統合指針や昨今の他学会の動向を受けて。本学会の倫理指針や投稿規程、発表要項の見直しをする必要があるとの問題意識のもと、他学会の倫理規定(指針)や運用の調査、HI2015におけるシンポジウム開催、会員の意識調査(3月9日アンケートメール発信)、会誌特集号(2016年5月号)の企画を行った。 ・WebリニューアルWG:大須賀会長 本学会のWebサイトのユーザビリティやアクセシビリティの向上に対する要望は大きい。WebサイトおよびCMSを対象としたリニューアルに向けて検討を開始した。電子広報委員会の協力を得て、現状把握と問題点抽出を行い、開発体制(詳細仕様の作成や検収方法)、予算について議論している。 ・情報保障WG:下田副会長 これまで、シンポジウムや研究会等でのイベントでは主に耳の不自由な方への情報保障を適用してきたが、その取り組みや費用は各イベントで負担していた。学会では、情報保障を様々なイベントに広げていきたいと考えている反面、実際には財政的な制約から全ての情報保障のリクエストに応えるのは難しい状況である。また各イベントに即した情報保障のあり方についても十分に検討されているわけではない。情報保障WGでは限られた予算を有効活用するため、学会主催する各イベントを整理して優先順位をつけるとともに、その予算の使い方や情報保障方法について検討している。この検討を踏まえ、3月に開催される研究会で情報保障が適用される。
4. 2015年度収支決算報告 椎尾財務担当理事からの報告は事業報告時に実施。
5. 2015年度監査報告 竹内監事より、以下のとおり2015年度の監査報告があり、前記の2015年度収支決算報告とあわせ賛成多数で承認された。 ・1月29日に監査を実施した。2015年度の会計ならびに理事の業務執行の適正を確認した。
6. 定款変更の審議 大須賀会長より、定款変更について変更箇所全ての説明があり、全員一致で承認された。
7. 規定類の新設および変更の報告 本年度該当案件なし
8. 2016年度役員選任の審議 高橋選挙管理委員長より、2016年度役員選挙過程および結果について以下のとおり報告があり、賛成多数で新役員が承認された。 ・投票数179票、投票率18.1%で全員当選。
9. 2016年度評議員選任の報告 大須賀会長より、2016年度評議員選任の報告があり、賛成多数で承認された。 ・昨年度より賛助会員から評議員を出していただくようにお願いしている。まだ全ての賛助会員から回答が返ってきているわけではなく、数社は依頼中。
10. 新会長挨拶 渋谷新会長からご挨拶があった。会員サービスのさらなる向上を目指したい。具体的には、学会誌での魅力あるコンテンツの提供、研究発表および議論の場としての研究会のさらなる活用、論文査読の迅速化、学会Webページの改善、学会員に魅力あるセミナーやイベントの開催などを目指したい。学会員の皆様のご指導、ご鞭撻をよろしくお願いします。
11. 2016年度事業計画の提案と審議 高橋総務担当理事より2016年度の事業計画について説明があり、賛成多数で承認された。
12. 2016年度収支予算の提案と審議 椎尾財務担当理事より、2016年度の予算案について以下のとおり説明があり、賛成多数で承認された。 ・2016年は¥125,980 の黒字の見込み。2015年より黒字額は減少する。 ・黒字額減少の要因は、学会費収入の減、情報保障40万円の増額、学会誌、シンポジウムでの黒字幅の減少を見込むため。 ・またセミナーが現状で赤字見込みとなっている。今後継続検討するが、大きな赤字にならないように努力する。
以上、通常総会の全議事の審議が行われ、すべて提案通りに議決された。 |